SJ−妹溺愛主義−part17

オッパ ページ27

A：「もしもし」


イェソン：「A？」


A：「うん。どうしたの？」


イェソン：「Aを放って、コンビニに入っていった男は誰だ？」


A：「えっ？ なんで？」

　

急いで辺りを見回すと、隣のお店の看板からひょこっと顔を出すオッパ

　

A：「なんでここにいるのー！？」


イェソン：「なんででしょう？」


A：「いつから？」


イェソン：「そんなことどうだっていいんだよ。Aを置いて行ったやつは誰かって聞いてるの」


A：「先輩の友達のスロンさん」


イェソン：「スロンっていうのか…夜に女の子を１人にするなんて男としてありえないな」


A：「あたしがここで待ってるって言ったの。頼むから、説教とかしないでね」


イェソン：「Aは黙ってろ」


A：「ごめんって…」


イェソン：「とにかく帰るぞ」


A：「えー！ちょっとぉー！」

　

オッパがあたしの手を握った時、絶妙なタイミングで出てきたスロンさん
　


スロン：「Aちゃんおまたせ♪ …その人だれ？」


A：「あたしのオッパ…」


イェソン：「お前がスロンか？ 可愛いAを１人で待たせるなんていい度胸してるな！」


スロン：「すみません」


イェソン：「なにかあったらどう責任とってくれるんだよ！」


スロン：「本当にすいません」


イェソン：「Aは俺が連れて帰る。お前ももう帰れ」


スロン：「えっ、でも…」


イェソン：「でもじゃない…二度と２人では会うなよ！」

　

そこまで言うと、あたしの手を引っ張るオッパ
　


A：「スロンさん、ごめんなさい」


スロン：「Aちゃん…」

　

すっかり困った顔になっているスロンさんを置いて、オッパに引っ張られながら家に向かった

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