SJ−妹溺愛主義−part16

不思議な子 ページ35

ユナクside


新学期が始まって、季節も春めいてきた


５日ほどオリエンテーションが続いていたけど、今日からは通常授業

　

３人で久しぶりの中庭ランチだ♪


ぽかぽかしてて暖かいな♪

　

大学生になってますますカッコよくなったソンヨル先輩をジヨンちゃんが心配してるっていう話で盛り上がるｗ


先輩なら大丈夫な気がするけどなぁｗ

　

楽しく話していると、いきなり男の子が飛び込んできた

　

「やっと見つけた！ ずっと探してたんですから！」

　

誰？ この子？


みんなで顔を見合わせる

　

人違いなのかな？

　
話しかけようとしたとき、Aちゃんが声を上げた

　

A：「あー！ もしかしてこないだの？」


「覚えててくれて嬉しいな！ 僕、ヨンファっていいます！」


A：「こないだはどうも」


ジヨン：「誰？」


A：「入学式のときに案内した子！」


ジヨン：「あっ！あの子？ ちょっと後ろ向いてもらっていい？」


ヨンファ：「はい！」

　
不思議そうな表情を浮かべながら、くるっと後ろを向くヨンファくん


ユナク：「確かに似てるかも！」


ジヨン：「修学旅行ぐらいのときね！」


ヨンファ：「誰にですかぁ？」


ジヨン：「友達！」


ヨンファ：「そうですか。それより僕、先輩に会いたくて！ヌナって呼んでもいいですか？」


A：「えっ？ 別にいいけど…」


ヨンファ：「やったぁ！ あと、僕もここでご飯食べたいんですけど！ダメですか？」


A：「ごはん…？ みんなが良いって言えば…」


ジヨン：「面白そうだし、別にいいけど…ユナクくんは？」


ユナク：「２人がいいならいいけど」


ヨンファ：「よかったぁー！ じゃあ明日から来ますね！」

　

ぶんぶん手を振って、あっという間に走り去っていった

　

ジヨン：「なんなの？ あの嵐みたいな子…」


A：「テミナみたい」


ジヨン：「テミンくんってあーゆー感じなの？」


A：「良くも悪くも素直っていうか…」


ジヨン：「なんか、ペットみたいｗ」
　


可愛いけど、なんだかよくわからない不思議な子


俺の第一印象はそんな感じだった

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