SJ−妹溺愛主義−part15

足音 ページ21

A side


いよいよ迎えたテスト１日目


今日は社会科だったから、まぁまぁできたと思う


復習したところがまんま出たからラッキーだったな♪

　

あぁ、こんな日があと４日も続くんだ


間に休みは入るけど、休み明けには数学が待っているから油断はできない…
　

いつもより早く帰れるのは嬉しいけどね
　


帰りにスーパーに寄って、夕食の材料を買う


今日は１人でご飯だな。

　

買い物袋を提げたまま宿舎に向かって歩いていると、後ろから足音が聞こえた


オッパかと思って振り返ると、誰もいない


ふざけてるのかなと思って、少したってからまた振り返るけど、誰もいない


足音は聞こえるのにな…


なんだか急に怖くなって、足早に宿舎を目指した

　

夕方だけど真っ暗ではないから、顔ぐらいはわかるはず！


そう思って振り返るけど、やっぱり誰もいない


勉強のしすぎで幻聴が聞こえたのかな？


気のせいってことにして宿舎に帰った
　


リビングに入ると、テレビを見ているキボムオッパ


帰ってきてオッパがいるのって久しぶりだな♪
　


A：「ただいま」


キボム：「おかえりー」


なんとなく気になったから、リビングのカーテンを開けて下を見てみる


やっぱり気のせいだったか

　

キボム：「Aどうした？」


A：「ううん。なんでもない。今日はご飯いるの？」


キボム：「もうすぐ出かけるからいらないよ。 もしかして、今日も１人？」


A：「うん。でも勉強しなきゃいけないから。」


キボム：「最近、本当に頑張ってるよな♪」


A：「ありがと」


キボム：「こっちおいで！ オッパがパワーあげる！！」


A：「うん！」

　

ギュって抱きしめてくれるオッパ


オッパのぬくもりに安心して、ずっと抱きついていた

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