SJ−妹溺愛主義−part14

優しいジュンスオッパ ページ46

A side


今日はお兄ちゃんたちが帰ってくる日


朝からウキウキだったのに、放課後に先生に呼び出された



話はこないだの模試のこと…


かなり悲惨だったから、また三者面談をしたいと。



ジョンスオッパにも連絡をするらしい


あぁーあたしオッパたちに迷惑かけまくり。


久しぶりに上がったテンションが急降下した



落ち込んだままスーパーに寄って朝食の買い物


帰宅は深夜になるから、ご飯は食べてくるみたい


キムチチゲ食べさせてあげられないのが残念だけど、帰ってくるだけで嬉しいよね♪



適当に夕飯を済ませ、洗濯物を畳む


久しぶりの帰宅だから、昨日のうちにシーツと枕カバーは替えておいたし、
こないだ布団も干したし、快適に過ごせる準備は整ったと思う



この広い家にひとりじゃない…


それだけで安心して眠れそうだ



シャワーを浴びて、リビングにいると携帯が鳴った



ディスプレイにはジュンスオッパの表示


A：「もしもし？」


ジュンス：「Aまだ起きてるの？ｗ 早く寝ないと肌が荒れるよｗ」


A：「スキンケアしてるから大丈夫ｗ」


ジュンス：「夜更かしはよくないぞｗ」


A：「また子ども扱いしてー！」


ジュンス：「いい子は寝る時間だ！ 早く寝ろｗ」



用事はなにもないのに時々かかってくるオッパからの電話


ふざけて憎まれ口たたいてたって、本当は心配して電話してきてくれてるんだってわかる。


オッパは本当に優しい♪


最近のあたしは、この何気ない会話でちょっとだけ元気になれるんだ



A：「今日はオッパたちが帰ってくるの！」


ジュンス：「そうなの？」


A：「だから、寝ないで待ってる」


ジュンス：「そうか！ よかったじゃん♪」


A：「うん♪」


ジュンス：「じゃ、俺もうすぐ本番だから切るね！」


A：「いつもありがとう！ 本番頑張って！」


ジュンス：「またねー」



電話を切って、すごくあたたかい気持ちになる


早くお兄ちゃんたち帰ってこないかなぁ？



時計の針はもうすぐ１２時を指すところだった

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