SJ−妹溺愛主義−part14

悪いこと ページ1

A side


いつもだったらホワイトボードを見れば帰ってくる時間がわかるけど、
ここの宿舎にはそんなものないから、いつ帰ってくるかわからない


見つからないように出なきゃいけないからドキドキするな！

　

もうすぐ２０時だから、そろそろ出かけないと…


家に戻って、着替えて、メイクして、プレゼント持って、会いに行くんだ！！
　


意を決して玄関を出る


正面のエントランスから出るのはさすがに目立つから、地下の駐車場から出よう


そう思ってエレベーターに乗り込んだ
　


悪いことしてるわけじゃないけど…


あっ、悪いことしてるのか…


心臓はバクバクして、こうやって逃げるのは嫌だなと思った

　

でも、ドンジュンくんには会いたいし…


誰にも見つかりませんようにと心の中で願う。

　

幸い途中で乗ってくる人もいなく、無事に地下１Ｆに到着した


エレベーターから顔を出して辺りを見回す

　

薄暗い駐車場内…


人影は見当たらない…


いつも停まっている東方神起の黒いバンもないから、まだ仕事だな

　

絶対に連れ戻されるから、見つからなくてよかった…


少しだけ安心して、駐車場の入口に向かって歩き始める
　


すると、後ろからクラクションの音がした


慌てて振り返ると、車が猛スピードで近づいてくる
　


轢かれそう！と思って思わず目をつぶった
　


急ブレーキをかけて止まった様子の車


恐る恐る目を開けると、目の前には黒いアウディ
　


運転席の窓を開けて、顔を覗かせたのはユチョンオッパだった

決意→

ラッキーアイテム

革ベルト

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