SJ−妹溺愛主義−part12

葛藤 ページ41

A：「結局、あたしが我慢すればいいんだけど、気持ちが追い付かなくて…」


ジョンス：「そんな自分を嫌いになって、悲しくなっちゃったの？」


A：「うん。」


ジョンス：「そうか…。気持ちの整理はできそうなのかな？」


A：「たぶん…」


ジョンス：「Aは偉いね♪」


A：「だって、しなきゃ！ ドンジュンくんには夢を叶えてもらいたいし…いきなりは無理だけど…」


ジョンス：「そっか。 話してくれてありがとう」


A：「ううん。心配かけてごめんなさい」


ジョンス：「もう１個聞いていい？」


A：「なぁに？」


ジョンス：「こないだソンミンから泣きながら寝たって聞いたけど、それもドンジュンのこと？」


A：「それもちょっとだけあるけど、あのときは体調が悪くてママのこと思い出しちゃったの」


ジョンス：「そうだったんだ…」


A：「ソンミンオッパが優しくてママみたいだったから」


ジョンス：「なにもできなかったってすごく心配してたからさぁ」


A：「ビックリさせちゃったねｗ あとでちゃんと言っておくよ」


ジョンス：「そうしといて♪」

　

思ってたよりもAは落ち着いていて、ゆっくり話すことができた


こういうとき女の子って強いよね

　

練習生時代の自分とドンジュンを重ね合わせたりして、懐かしい気持ちになった

　

今を取るか将来を取るか…誰もが１度は通る道


Aの中の葛藤が手に取るようにわかる

　

そんなことを考える時期が来るなんてAも成長したな

　

ハグを解くと笑顔を見せたA


そんなAの手をとって、心配しすぎて思考が停止したままのカンインがいるリビングに向かった

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