SJ−妹溺愛主義−part12

全国大会 ページ14

A side


今日は待ちに待ったドンジュンくんの全国大会の日


応援しにいくだけなのに、なんとなくドキドキして早く目覚めてしまった

　

今回の試合に勝てばベスト４

　

会場に着くと試合前からかなりの盛り上がり
　

みんなで同じＴシャツを着て、応援する
　


ジヨンはチアで前の方にいるから、ユナクくんとユナクくんの彼女と一緒に観戦した！


ユナクくんの彼女はすごくキレイで、KEYの友達でもあるから、気軽に話せて楽しい♪

　
　
　

試合は厳しいものだった


さすがに全国大会までくるとレベルが高い


今までは意外と余裕があったけど、かなり劣勢だ

　

結局、延長戦をしても勝敗がつかず、ＰＫ戦へ

　

１番目のキッカーはドンジュンくんだった


みんなが息を飲んで見守るなか、あたしは祈るような思いでドンジュンくんを見つめた


助走をつけて、冷静にボールを蹴る


宙に浮いたボールは吸い込まれるようにゴールに入った
　


嬉しすぎて思わずジャンプしてしまう


ピッチを走って近くに来てくれたドンジュンくんは本当に格好良かった♪
　


それからもＰＫはずっと平行線で、ついに最後のキッカーになった


観客席ではみんなで手を繋ぎながら見守る
　


………ゴールは外れた

　

あまりのショックに涙が出そうになる

　

試合終了の笛に崩れ落ちるドンジュンくんとチームのメンバー


その姿を見て、観客からは拍手が起こる

　

必死に涙を堪えながら、手が痛くなるほどの拍手を送った

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