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- you side
嫉妬をされることが嫌だったわけじゃなかった。
寧ろ、愛されてるんだって実感してたくらい。
だけど、少しずつ変わっていく樹くんを見てたら、『 このままじゃだめなんだ。 』って感じるようになった。
森本「 A、何してんの？ 」
『 …たろちゃん。 』
森本「 んな顔してると、ま〜たふっかたち心配すんじゃない？ 」
付き合ってることを知らなかった人たちでも、わたしと樹くんの変化には気づいてて
特にSnowManのお兄ちゃんたちにはすごく心配された。
樹くんから知らない香りがするたびに、いつもたろちゃんやジェシーたちが来てくれて、そばにいてくれた。
『 …わたしが離れようっていったのに。 』
松村「 それが、最善だったわけでしょう？ 」
『 その時は…そうだって思った。樹くんのためだけど。 』
どうしても苦しい時は、同い年の北斗くんに相談することが多くて、嫌な顔せずに一緒に考えてくれる彼は頼もしかった。
そんな中で、久しぶりにちゃんと見た樹くん。
離れてた時間がすごく長いわけではないのに、どこか懐かしくて、それと同時に…やっぱりわたしこの人が好きだって思った。
「 …俺が悪いってわかってんの。それでも、やっぱ離れたくなかった。 」
泣きじゃくる樹くんの唇が重なって、離れた時にはわたしも自然と涙が溢れてた。
別れてから、荒れていく姿を見るたびに苦しくて、優しく笑いかけてくれる姿をいつも無意識に探した。
『 …っ、樹くんのためって、思ったの、 』
「 ん、分かってる。 」
『 だけど…っ、離れたら、すごく寂しくて、 』
別れたあの日から止まったままのメッセージ。
更新されない2人の思い出。
だけど、自分から言い出した手前、樹くんに連絡する勇気もなかったから。
「 ワガママなこと言っていい？ 」
『 …ん？ 』
「 嫉妬もすげーするだろうし、また喧嘩俺らすると思うんだよ。だけどさ？ 」
手のひらが頬に触れて、樹くんの香りがまた近くなる。
「 俺たち、離れちゃダメだと思う。てか、俺がお前いないとダメなんだわ。 」
『 ダメ…なの？ 』
「 ダメ。まじで死にそう。 」
片方の口角を上げて、ちょっと照れたように言う姿が愛おしくて
今度はわたしから唇を重ねれば、さらに深く返ってくる。
「 みぃ、俺のとこ戻ってきてよ。 」
その言葉に、また涙が溢れた。
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作者名：moi | 作成日時：2024年3月26日 23時
