いえ ページ30
Aside
A「…はぁ。」
ここにきて何回目のため息だろうか。
…あの日までは、ため息なんてつかなかったのに。
urt「A！おはよっ！」
A「…っおはよ。」ﾆｺ
最初の頃は怖くておはようなんて言えなかった。
…でも、体を重ねられた。無理やり。
urt「だって、こうでもしないと、愛してくれないでしょ？Aは俺のこと嫌いになっちゃったの？Aは俺のこと愛してくれるよね、…確かめ合お？A…♡」
A「い、いや…はなし、て…！！」
彼は変わってしまった。
ううん、違う。元から、彼は壊れてたんだ。
私の、せいで…。
A「…涙出てきちゃった。笑」
〇〇くんも、あの先生も、友達も…私のせいで、
私が関わったせいで、死んじゃったの…？？
A「ひっぐ…うぅ…ごめ…なさ…うぅ…っ」
urt「A！？なんで泣いてるの、！？大丈夫！？」
A「やだ、やだやだ…っごめんなさい…っ」
urt「A…」
urt「A、大丈夫だよ、Aの咎める奴なんてここにはいないんだから。」
A「わっ、く…っ」
urt「Aの敵はいないよ、ここは、2人っきりなんだから。」
A「わっくんは、私のこと嫌いにならないの…？？」
urt「なるわけないじゃん、大好きなかわいいかわいいAなんだから。」
そう、そうだよね、
わっくんは、私が泣いてると優しく抱きしめてくれるの。
慰めてくれて、嬉しかったんだよ。
優しくて…かっこよくて…、
そんなわっくんが、わっくんが、
A「わっくん、だいすき、」
urt「…♡」
urt「…俺も、大好き♡」
「「愛してる。」」
暖かい温もり、
冷たい手錠と足枷、
あまったるい2人っきりの世界。
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作者名：ほむぽん | 作成日時：2023年2月2日 23時
