溺愛 ページ6
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先生の“入ってきて”という言葉で
教室の扉を開いた。
先生「カンさん、先生の隣に来て挨拶してくれる?」
『…ぁ、はい。転入してきましたカンAです!
よろしくお願いします。』
緊張で上手くは笑えていないだろうが
私なりに笑顔で挨拶し一礼した。
人は第一印象が大事らしい。
アッパが“笑っとけ”とよく言っていた。
先生「皆んな仲良くするように!
じゃぁ、カンさんの席は______」
指定された席は
1番窓際でグラウンドが一望できる席だった。
1番後ろだし。神席といったところか。
んーー、それよりも気になる。
前の席の人と目が合うのが。
なんで。?笑
それも継続的に見るのではなく
断続的に見てるのだ。
…なんで?笑
私は眉をクイっとあげ首を傾げた。
“どうしたの”と言わんばかりの顔で
すると前の席の人が慌てて
前を向き先生の話を聞く。
それ見た私の隣の席の人は笑ってるし。
先生「___以上でHRは終わるけど
10:00から放送で始業式あるから
それまでには座っててね。
あと、午後は普通に授業あるから
弁当持ってきてない人買っておいて。
以上解散!」
解散という言葉と同時に
教室は段々と騒がしくなる。
もちろん友達も居ないので
窓の外をみて時間を潰す。
『…あ、』
そういえばグクの連絡先知らないや。
一緒に帰る約束までしたのに何してんだ私。
てゆうか、こっちに来てウヌとしか
連絡先交換してないなぁ。
まぁ、何とかなるか。
なんて青空を見ながら考えてたら、
思いの外、私の声が大きかったらしく
前の席の人がこちらを見て
“呼んだ?”と首を傾げた。
『ぁ、いや。すみません。
少し思い出した事があって…笑』
「…そっか…。呼んだんじゃないのか。
まぁ、よろしくね?Aちゃん!」
と明らかシュンとしたが
すぐに笑顔に戻り名前を呼んだ。
『はい〜!お名前聞いていいですか?』
「キム ミンギュ!!ミンギュって呼んで!!」
『ミンギュさん!笑お願いします!』
MG「なんでそんな堅苦しいのーー。
同い年じゃんー。ミンギュでいいから、ね?」
?「ミンギュヤ〜お前怖い笑笑」
と私の隣の席の人がそう発したら、
MG「え!なんで!!」
さっきまで振りっぱなしの尻尾が急に萎れた。
これはあれだな。
第二のテヒョンオッパだな。と心の中で確信した。
隣の席の人は
イ ソクミンというらしい。
(以下SMと表記)
笑顔から溢れ出るいい人感が否めない。
10:00が来るまで3人で話した。
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作者名:白夜 | 作成日時:2021年8月21日 1時