【私を溺愛している兄たちは。】vol.2 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:25,289 hit

溺愛ページ1

6:00

まだ日が昇ってすぐだというのに
蝉たちは起きろと言わんばかりに
騒がしい。

布団の中で大きく毛伸びをし
新しい制服に腕を通す。

『折角だし…』

髪を少し巻き、少し色付くくらいの
チークとリップで仕上げた。
割と小綺麗にはなっただろう。

1Fに降りると

コーヒーを啜りながら新聞を観ているユンギオッパに
テーブルに料理を並べるソクジニオッパの姿が見えた

『おはようございます』

JN「おはy((うわ！！」

YG「うるさっ…ぅわ！…熱ッ！！」

『깜짝이야!(びっくりした!)何ですか？！』

JN「誰かと思ったわ…笑」

『そんなに変ですかね…』

YG「痛い…。Aのせいで舌火傷した。」

『えぇ…大丈夫ですか？！』

YG「…大丈夫じゃない。その格好も」

『えぇ、どうすればいいんですか…！
今日休んだ方がいいですか！？』

JN「笑そのまま行きな」

『だって変ですよね？』

JN「変じゃないよ。
ただ可愛すぎて吃驚しただけ。
ユンギもそうだよきっと。」

『え！ユンギオッパ！可愛いですか？私』

YG「そんなのいつもだろ。はよ食べろ。」

ツンデレ王子じゃん…なんだよ。
自分で聞いて寿命縮まったじゃないか。

『…はーい。ソクジニオッパ！
今日も美味しいご飯ありがとうございます！
いただきます！』

JN「食べる前から美味しいの？笑」

『はい！食べなくても美味しいです。
ソクジニオッパの料理は。』

JN「おぉ笑嬉しいね〜많이 먹어(いっぱい食べな)」

『はい！いっぱい食べます！笑』

JN「笑笑あ、A。
ここにお弁当置いとくから
家出る時に持って行きな。」

『お弁当まで…オンマァ…。
ありがとうございます！』

JN「はいはい笑…初日から遅刻すんなよ〜
俺は洗濯物干してくるから。元気に行ってきなよ。」

ピンクのエプロンを付けたまま手をヒラヒラさせた

YG「テヒョンとジミンが起きる前に家出ろよ」

『何でですか？』

YG「あいつらに囲まれたら遅刻すんぞ。」

『…たしかに』

YG「あと10分くらいで降りてくるだろうな。」

『えぇ、もっと食べたいのに…！』

YG「…笑笑いつでも食えんだから
早く歯磨きして来いよ」

ユンギオッパの言葉に渋々了承し
歯を磨きをし、

リビングに戻るとポヤポヤのホソギオッパがいた。

HS「…ぁ、A。可愛いね。よく似合ってる」

寝起きでこの言葉が出てくるなんて…。罪だ…。

『オッパの寝癖も可愛いです笑
行ってきます！』

と家を後にした。