【私を溺愛している兄たちは。】

溺愛【JM】 ページ27

JM side



遠くの方で
『ジミンオッパ？起きましょ？』
と可愛らしい声が聞こえた。



あぁ…夢にまで出てくるんだね。
Aは。
と思っていたら



ゆらゆらと肩が揺れて
目を覚ましたらAがいた。



水を飲ませて？って言った時
顔を少し赤らめて“自分で飲んで”なんて。
ちょっと意地悪しすぎたかな？笑



酔いが覚めたか
じっと僕の顔を確認してくるAが
可愛くて仕方なくて



僕の膝の上に座らせた。




「そんなに僕の顔見たいなら
近くの方がいいでしょ？」

僕の息がAにかかるくらい近いのに…




気にもかけずに
Aは僕のほっぺに手を添えながら
顔を近づけてきて





『…ジミンオッパ。








毛穴無いですよね。羨ましいです。本当。』
添えられた手は軽くほっぺをつねられ
ムニムニ〜笑と可愛らしく笑った。




あぁ、期待した僕が悪かった笑
あの流れはね？ねぇ〜？



「あ〜…진짜 (まじで)…笑笑」



オッパでアソブんじゃないよ。と言うと



さっきまで上がりっぱなしの尻尾が
急にシュンとなって
ごめんなさい。痛かったですか？と
ほっぺを撫でてくる。



そっちの意味じゃないんだけどな。
純粋な奴め。



大丈夫だよと頭を撫でると
嬉しそうに微笑んだ。



『酔いさめたみたいですね、
お風呂行ってきてください！』
と俺から降りてそう告げる。


「一緒に入る？」


『…オッパまだ酔ってます？』


「ん？どうだろうなぁ〜笑」


冗談だよ。お風呂行ってくるね。
と、もう一度
Aの頭をポンポンと撫でて
風呂場へ向かった。




あぁ、本当にAには敵わないよ。






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