溺愛 ページ2
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
どうやら眠ってしまったらしい。
小鳥の囀りを聞いて迎える朝はいつも通りなのに
今日は私の誕生日というわけで
私のお祝いをしてるように聞こえる。
父「Aーーーーー！！！！
いつまで寝てるんだーーーーー！？」
と階段の下から叫んでくる。
『いまいきますーーーーー』
と父に劣らず大声で言ってやった。
リビングに着くや否や
父「A、
とクラッカーを鳴らした。
いや、子供か！！
アッパが1番子供な気がする。
なんでかって？
三角帽子に
ハッピーバースデーとかかれたメガネ
肩には【本日の主役】の文字を
ぶら下げているから。
5歳児みたいな笑顔で。
ん？、
アッパが誕生日なのか？いや、私だよな。
『ぁ、アッパ…ありがとう。』
父「え？！なんかテンション低くない？！」
『いや、これ毎年恒例じゃん。』
そう、これ私の誕生日になると絶対してくるんです。
朝一からクラッカー。
父「でも…これ楽しいじゃん！！？」
『ぁー、そうなんだね。
アッパが楽しそうで私は嬉しいよ。
ありがとうねクラッカー。』
父「うん！！！」
と満足げに返事をしてクラッカーで
散りばめられた紙吹雪を掃除し始めた。
父「ねぇ、A。アッパね海外赴任が決まった。」
飲んでる牛乳を危うく戻しそうになった。
『うん。え？なんだって？！』
父「か・い・が・い・ふ・に・ん！アメリカにね。
Aは高校生だしここから離れたくないでしょ？
お友達も居るだろうし。」
『アッパは1人で大丈夫なの？』
父「いつでも会えなくなることは寂しいよ？
でも、いつまでも会えないって訳じゃないし。
…平気だよ。」
『私も同じ意見だよ』
とニコッと笑ってみせたら
アッパも安心したみたいで
父「よかった！！」
『じゃぁ、私はここで一人暮らしか！』
大富豪になった気分だハハッーって言ってみたら
父「何言ってんの？そんなの危ないでしょ？！
どうするの？変な男についてこられたら！」
危ない危ないとブツブツ
物騒でもないことを言った後、
父「キムさん宅に行くんだよ。Aは」
『はい？』
もう一回言ってやろうか。
『はい？？』
誰なんだい。その方は。キムさんとやらは！
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エマ - 主人公と自分の誕生日が一緒だったのでびっくりしました。とても面白くて自分にもあんな兄がいたらと思ってしまいました^_^これからも楽しみにしています！頑張ってください‼︎ (2022年1月28日 10時) (
レス) @page32 id: 97607e720c (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - たろ。さん» コメントありがとうございます◎グクの誕生日の次の日がお誕生日だなんて！！運命ですね…！羨ましいです！亀更新で申し訳ありませんでした！これからどんどん更新していきますので楽しんでくださると嬉しいです◎ (2021年8月8日 14時) (レス) id: 9326354abb (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 主人公の誕生日が私と同じでめちゃくちゃ感動しました……内容もとても素敵でもっともっと読みたい衝動に駆られました…！ (2021年4月19日 17時) (レス) id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ゆんさん» お待たせ致しました！更新しました:)楽しんでくださると光栄です！ (2021年3月12日 17時) (レス) id: ce1ceffe6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 続き待っていまーす! (2021年3月12日 16時) (レス) id: b33e67921d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜 | 作成日時：2021年3月8日 0時
