ごちゃまぜクラフト２

49. ページ3

(今日は初めてのデート、緊張するなぁ)

駅前で待っているとshowさんがやって来た
周りの人が少し離れている

s「チャックさん、どうも」

「どうも、showさん」

s「服、かわいいっすね」

「いつもよりは、ですけど」

今日は白のパンツに薄いピンクのTシャツ、花の刺繍がついた半袖のパーカーを着てきた

(似合ってるかな、これでもだいぶ頑張ったんだけど)

「似合ってます？」

s「はい、似合ってますよ」

(よかった〜！)

s「早速行きましょか」

街中を歩いていると小物屋さんがあった

「ここで何か買いましょ」

s「そうっすね」

私がペアグッズを選んでいるとshowさんが声をかけてきた

s「あの思ったんすけど、敬語やめません？俺たち付き合ってますし」

「確かにそうですね、じゃあこれからはタメ口でしゃべろ」

s「は〜い」

買い物を済ませて

「show君、これペアストラップ。」

s「show君！！！！」

「なんかおかしかった？」

s「いや、show君って慣れなくて」

「じゃ、showやん」

s「そっちでお願いします。チャックちゃん」

「敬語、出てるよー。後、チャックちゃんって読んでくれてありがと」

s「あっ、ゴメン。そっちでお願い」

「ふふっ」

(楽しいなぁ)

s「なんかあそこ人だかり出来てるな」

「そうだね、芸能人でもいるのかな」

s「テレビ見ないから分からないっすよ」

「そうだよね、私たちには関係ないこと、さっさと行こ」

そういうとshowさんはびっくりした顔で私を見た

「やっぱり、『私』って変だった？」

s「そんなことないよ、ただ初めて聞いたから驚いただけ」

「そうなんだ、じゃあこれからは2人の時は私って言うね」

showやん、嬉しそうだな)

人だかりの中を通っているといきなり手を掴まれた

s「はぐれたらヤダなんで、絶対離さないでね」

(カ、カッコイイ！！！)

人だかりをやっと抜けた

s「もう、離していいよ」

(でも、付き合ってるし)

「ヤダ、離さない。付き合ってるし、いいでしょ」

(やっぱり、ハズいな////)

s「･･･いいよ////」

(かわいいなぁ)
−−−−−−−−−−−−−−−−−

50.→←48.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す