第十二章∝水の龍が、再び目を覚ます∝ ページ10
扉の先にいた研崎、と名乗る男に
雷門イレブンは如何にも財閥の家らしい庭に案内されると
案内された場所にはさっきまで流れていた映像に出ていた男の人がいた
吉良「プロポーションはどうでしたか」
会うなりの第一声。
瞳子「お父さんは間違っています。ハイソルジャー計画を止めてください！」
吉良「どうやら分かっていないようですね
お前たちも私の計画の一部に食い込まれていたということが」
円堂「？」
瞳子「どういうことですか？」
吉良「エイリア学園との戦いで鍛え上げられたお前たちがザ・ジェネシスにとっていずれ最高の対戦相手にと思ったからですよ
………瞳子、お前は期待通りの仕事をしてくれました。礼をいいますよ」
瞳子「私のしてきたことが……エイリア学園の為だったというの……？」
今まで聞いたことのない小さく、震えた声で話す瞳子監督
吉良「ただ……クロナが仲間になっていたことは驚きでしたね」
瞳子「！」
吉良「本来はお前はこちら側なんですよ？クロナ……いや、水倉Aさん」
A「へっ！？私！？」
今日二度目の素っ頓狂な声が出た
A「…どうして私の事を知っているんですか」
唾を飲み込み、
微かに震える身体に力を入れて目の前にいる男を睨む
吉良「どうして？おや？覚えていませんか？」
思わず眉間に皺を寄せると男が何かを思い出したのか口角をあげた
吉良「そうでしたね、そういえば私が記憶を消すよう指示していたんですよね」
何の悪気も無く言いのけた男に私の何かがプツリ、と切れ
今にでも殴りかかろうとしたのを私の前にいた一之瀬君と鬼道君が止めに入った
一之瀬「やめろ水倉！」
鬼道「落ち着け！！」
A「ッ…落ち着け？…落ち着いていられるわけないでしょ
どうして…私の記憶を、消したんですか？」
吉良「どうして？……そうですねあれは１０年…いや、１２年程前か？
初めて会った時、両親を亡くしたばかりでお前は目を腫らして泣きじゃくっていた」
……私の過去、？
吉良「懐かしいですね……。
お前は…まだ５歳の子供とは思えないほどサッカーや他のスポーツ、勉強において子供たちの誰よりも強かった」
「！」
吉良「何をやらせても誰よりも強く、私はそんなお前を誇らしかった
なんせエイリア学園１の天才でしたからね」
昔を懐かしむような男と、
何か思い出したくないのか瞳子監督がふいに顔をそらした
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桜音梨那☆彡(プロフ) - 楓さん» ようやく完結して主人公が兄と再会出来たこと、私もとても嬉しいです。驚異の侵略者編、本当にいいですよね………。もう少し絡み、混ぜときゃ良かったなと後悔してます………！！！！！！！！ (2019年9月2日 3時) (
レス) id: 13c01eead3 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 久しぶりに驚異の侵略者編を見ましたが、やっぱりいつ見ても泣けますね。桜音梨那☆彡さんの小説で改めてそう思えました。ありがとうございました。 (2019年9月2日 1時) (レス) id: 4c50105f71 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 完結おめでとうございます！ずっとと会いたがっていた妹ちゃんと兄である晴矢が元通りの関係に戻れてよかったです。孤児や家族を失った者たちの心境が複雑に入り雑じった驚異の侵略者編では、アニメでも小説でも本当に泣けました。 (2019年9月2日 1時) (レス) id: 4c50105f71 (このIDを非表示/違反報告)
月奈 - 分かりました！頑張ってください (2019年7月29日 10時) (レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
糲 - すごき続きが気になります頑張ってください (2019年7月25日 13時) (レス) id: da437eb94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音梨那 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/naomi8520/
作成日時：2019年7月1日 1時
