第十二章∝水の龍が、再び目を覚ます∝ ページ14
瞳子「…そう。三年前はもっと酷かったけれど…。
貴女の力はエイリア学園１だったけれど凶暴になり、誰も止められず、制御もできずやむを得ずお父さんが強制的に記憶を消したと聞いたわ」
じゃあ、私は……今まで三回自分の記憶を消してるってこと？
瞳子「もしも性格が凶暴に変わっていなければ貴女はクロナ、という名前としてジェネシスのメンバーとして迎えることになっていたの」
……なるほど。
だからヒロト君は私を見て、“クロナって人を知らない？”と聞いてきたんだね
だからお兄ちゃんとガゼルの口からは一度も“クロナ”と出て来たことはない
…………少しだけど繋がった
瞳子「……今はここまでよ。
このまま貴女の過去を話してあげたいけれどまずはザ・ジェネシスとの対決が先よ」
A「！……はい。
ここまで話して貰えて“十分です”と言いたいところだけれど……少しは謎が解けました。
ここで聞いておいて良かったです」
瞳子「それなら良かったわ」
安心したような顔をする瞳子監督。
この中に……お兄ちゃんがいる
ザ・ジェネシスに勝ってお兄ちゃんに会いにいかなきゃ！！
場所は変わり、控え室の中。
A「…」
気持ちを落ち着かせようと何度も息を吸っては、吐き出した
塔子「おいおい大丈夫か？」
A「…大丈夫」
夏未「そうは、見えないわよ？」
A「緊張しすぎて今にでも物に当たりそうなカンジ、ってこと？」
夏未「違うわよ」
にひひ、と悪戯な笑みを浮かべると
一瞬驚いた顔をした夏未が安心したように笑う
夏未「……いつもの貴女に戻っていて良かったわ」
A「心配してくれてありがと」
塔子「A、あともう少しだ。
あともう少しで兄ちゃんに会えるんだ！
最後まで頑張るぞ！」
A「うん！」
そう言うと、
円堂「行くぞ、皆」
円堂君が立ち上がると皆が円堂君の周りに集まった
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桜音梨那☆彡(プロフ) - 楓さん» ようやく完結して主人公が兄と再会出来たこと、私もとても嬉しいです。驚異の侵略者編、本当にいいですよね………。もう少し絡み、混ぜときゃ良かったなと後悔してます………！！！！！！！！ (2019年9月2日 3時) (
レス) id: 13c01eead3 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 久しぶりに驚異の侵略者編を見ましたが、やっぱりいつ見ても泣けますね。桜音梨那☆彡さんの小説で改めてそう思えました。ありがとうございました。 (2019年9月2日 1時) (レス) id: 4c50105f71 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 完結おめでとうございます！ずっとと会いたがっていた妹ちゃんと兄である晴矢が元通りの関係に戻れてよかったです。孤児や家族を失った者たちの心境が複雑に入り雑じった驚異の侵略者編では、アニメでも小説でも本当に泣けました。 (2019年9月2日 1時) (レス) id: 4c50105f71 (このIDを非表示/違反報告)
月奈 - 分かりました！頑張ってください (2019年7月29日 10時) (レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
糲 - すごき続きが気になります頑張ってください (2019年7月25日 13時) (レス) id: da437eb94b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音梨那 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/naomi8520/
作成日時：2019年7月1日 1時
