戦場に咲く赤椿と恐れられた彼女は仲間とともに異世界にやってきた。【銀魂×ヒロアカ】 (ページ10)

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話がよく分からんよ〈第九話〉ページ10

貴「個性(・・)?ヤバい、全然話についていけない。」

神「落ち着くアル。取り敢えずタイムマシンがないかどうか・・・。」

新「お前が一番落ち着けよ!!!」

いや、逆に何で新八は落ち着いていられるの??

私達が混乱しているのを悟った長髪男は溜息をついた。

「何だ・・・お前らこの世界の“常識”も知らないなんて一体何人なんだ?」

銀「うるせーなー。俺らはれっきとした日本人だっての。それを言うならお前らこそどうやったらあんなバカ力が出るんだよ。」

「お前らじゃない。俺はイレイザーヘッドだ。それにお前が言うバカ力は“個性”っつって生まれつき持ってる能力のことだよ。」

貴「何?じゃああなた達は“個性”を持っているからさっきの化け物も容易く倒せたってこと?」

イレ「そういうことだ。」

総「近藤さんが言ってた“個性”ってこういうやつだったんすね。俺ァてっきり何かの芸でも持ってたのかと思いやしたぜ。」

────芸持った人間が集まった所なんて劇団とかサーカスしかないだろ……。

私と同じことを考えていたのか、イレイザーヘッドはため息をついてオールマイトに向き直った。

イレ「オールマイト、こいつらはどうする?」

オ「ここは家まで送った方がいいと思うぞ相澤君!!」

イレ「あの･･･その名前で呼ばないでもらえませんか。一応今はヒーローとして活動してるので。」

オ「ごめん!!!つい癖で!!」

貴「(イレイザーヘッドじゃなくて相澤って名前なんだ。なんで名前変えてんだろう……?)」

新「あの･･･僕達『雄英高校』に行きたいんですけど。」

イレ「!･･････今、雄英高校って言ったか?」

新「はい。僕ら今度から雄英高校に転入することになったんです。あっ先生になる人もいるんですけど･･･。」

それがどうかしたんですか、と言う新八を他所にイレイザーヘッドは少し考え込んでから、口を開いた。

イレ「･････････ついてこい。」

新「へっ?あっはい!」

よく訳が分からないまま、私達はイレイザーヘッドに着いて行った。

イレ「マジかよ･･･････････････。」