戦場に咲く赤椿と恐れられた彼女は仲間とともに異世界にやってきた。【銀魂×ヒロアカ】 (ページ24)

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モテる奴は更にチョコを欲する〈番外編〉ページ24

やっとヅラ達から解放されたので、私はそのまま真選組屯所にやってきた。

すると、いいところに真選組監察の山崎退がいた。

退「あっAさん!今日はどうされましたか?」

貴「今日、バレンタインだから近藤さん達にチョコ持ってきたの。トシと総悟もいる?」

退「あっ…局長は今日は用事があっていませんよ。副長と沖田隊長ほ部屋にいます。…てか、態々作ってくれたんですね。」

貴「気まぐれだって気まぐれ。」

妙ちゃんに言われてなかったら絶対に作ってないから私。

貴「あっこれ。山崎にも。」

退「えっ!?これ貰ってもいいんですか?」

貴「うん。」

退「ありがとうございます!!」

仔犬みたいに喜んじゃって……可愛い。

貴「じゃあ上がらせてもらうね。」

退「どうぞ!」

────二人も喜んでくれたらいいけどな。

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「今日はバレンタインデーですね土方さん。ってことで死んでくだせェ。」

「何でバレンタインデーだからって俺が死ななきゃいけねぇんだ!!」

うわぁ…部屋越しでも聞こえるぐらい声でかいしこの二人。

貴「失礼しまーす。」

十「なっ……!?A!?」

総「Aさんが出向いてくるなんざ珍しいですぜィ。」

貴「そんな大した用事じゃないから。」

そう言いながら、私はチョコが入った袋を三つ出した。

貴「これ、二人に。後、近藤さんにも渡しといて。」

十「これ…お前が作ったのか?」

貴「うん。義理ですけど。」

あっ…よく見てみたらトシも総悟もいっぱいチョコ貰ってる。

まぁ二人ともモテるからな。

貴「ごめん。、こんなたくさんチョコ貰ってるのに更に増えしちゃって。」

総「そんなことねぇでさァ。味わって食べますぜ。」

十「それに…義理でもお前からチョコ貰えるのは嬉しいからよ。」

貴「そっそれならよかった。じゃあ私はこれで。」

十「時間あったらいつでも来いよ。待ってるから。」

貴「うん……。」

私は火照った顔を見せたくなくて足早に屯所を後にした。

総「土方さんも焦れったいですぜィ。さっさと告りやがれこのニコマヨ。」

十「うるせぇ!!!」

総「あーあ。土方さんも小心者ですねー。」

十「てめっぶっ殺すぞ総悟ぉぉぉおおお!!!!」