戦場に咲く赤椿と恐れられた彼女は仲間とともに異世界にやってきた。【銀魂×ヒロアカ】 (ページ18)

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命名されました。〈第十七話〉ページ18

“今”がある────か。

神「腐れ天パの癖にかっこつけんじゃねぇヨ。」

銀「せっかくいいこといったのに水を差すんじゃねぇよ。」

────何かっこつけてんのよ。

何ヘラヘラ笑ってんのよ。

ツライのに笑ってバカなんじゃないの。

でも、、、、、

貴「たまには…あいつに流されるのもいっか。」

十「?…何言ってんだ?」

貴「別にぃ。トシには関係ないもんね。」

十「んだそれ…。」

────ヒーロー名かぁ。

赤椿をまんま使うのは絶対に嫌だし、かと言って他にピンとくるやつあるかって言われたら何もないし。

貴「どうしよっかな…。」

「レッドカメリア。」

貴「っ…?」

突然隣から声がしたので振り向くと相澤さんがいた。

貴「あっ相澤さん…?あのレッドカメリアって…。」

消「椿は英語でcamelliaって言うんだ。」

貴「きゃっ…めり?」

消「簡単に言うとカメリア。お前の苗字を英語で言うとレッドカメリア。…かっこいいじゃねぇか。」

貴「まさか…私のヒーロー名をそれにしろと?」

消「逆に他に何か考えてんのか?」

貴「ゔ………いいえ、考えてません。」

消「じゃあ決まりだ。文句はなし。」

貴「えっ!?あっ相澤さん!?」

勝手に決めんなよこのやろー!!

消「……“赤椿”。」

貴「っ!!」

何でいきなり苗字で……。

消「お前が昔何があったかなんて俺にはこれっぽっちも関係ない。だが、綺麗な名前じゃないか…。」

貴「はっ……。」

皆がどんちゃんうるさい時に何言っちゃってくれてんの?

“赤椿”って言葉は嫌いなのに───

消「これからよろしくな、“レッドカメリア”。」

貴「……よろしく、“イレイザーヘッド”。」

根「相澤君は普段あんなこと言わないから珍しいねぇ。」

銀「あのロン毛野郎…!!」

十「ぶった斬ってやる…!!」

新「何やろうとしてんのアンタら!!?」