フォト ページ3
「いやさ、今でも仲良くしてる女の子ってAくらいだなあとか思ってね。」
家に来た瞬間、りっくんがいつも優しそうな顔を余計優しく微笑ませていたので、なになに?と彼の手元を覗くと、そこには懐かしい写真があった。あんまり写真を撮った記憶はないけれど、この写真の私の写りが悪いことでエイちゃんにからかわれたことはよく覚えている。
「うーん、そうだね。連絡取ろうとしたら取れるけど…って感じの子がおおいかなあ」
「なのに、僕らが引っ越してからというもの、Aは毎日みたいにうちへ来るよね」
「だってこんなに近所に引っ越してきたなら通っちゃうでしょ」
んふふ、と可愛こぶってにやけると、りっくんは小さくため息をついて私の頭を軽く叩いて、「全然可愛くない。鬱陶しいんだから。」なんて言ってきた。本当は全然鬱陶しいとか思っていないこと、幼なじみの私にはわかってしまうのだ。
にやける私に「もう。」と呆れた仕草を見せたりっくんは、くるりと振り返って散らかっていた床を片付け始めた。
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フェザー - 夢主とアバのみんなが喧嘩して4対1になって暴言を吐かれてからのあまあまな仲直りが見たいです! (2018年1月24日 21時) (レス) id: 874f7f8e04 (このIDを非表示/違反報告)
たちょらー(プロフ) - エイジさんか、ツリメさんでほのぼのしたにちじょうふうけいみたいなやつをお願いします! (2017年10月17日 1時) (レス) id: f9c589a444 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - いつも楽しんで読んでいます!アバのうち誰かが風邪ひいて夢主ちゃんが看病、治ったと思ったら夢主ちゃんが風邪ひいちゃってアバのみんなから看病してもらう、みたいなのが読みたいです!!分かりづらいかもですがお願いします♪ (2017年10月15日 9時) (レス) id: f79d1c3388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:出井です | 作成日時:2017年10月7日 15時