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「 A 」
そう呼ばれれば、
わたしの名前はこんなに特別だっただろうかと勘違いするほどに
胸がじわりと温かくなる
人の目など気にせずに手を繋いで
当たり前のように同じ屋敷に帰る
『今日はなに食べよう？』
「さァな、お前に任せる 」
他愛もない話をして
ただ静かに暮らせればそれでいい。
『 頂きます。 ん、これ美味しいっ 』
「あぁ、美味いな 」
きっと箸の所作なんかも綺麗で
美味しい和食と日本酒なんかが彼には似合う
.
夢を見ながら、すぐに夢だと気づいた
ただ、そうやって暮らせれば それでいいのに。
呪いとそんな日常を送ることはあり得ないから...
だから責めて、目覚めずに
このまま夢を見続けたい
夜は同じ部屋で布団を敷いて
朝日と鳥の声で目覚めた
そうして三度目の朝を迎えた頃に
「Aさん、」
身体を揺らされた
目を開ければ 暗い部屋には似つかない明るい金髪が目に入る
『ナナ.... ミン？』
ぼぅ... とした頭で、随分長い夢を見ていたことを悟った
七「丸2日目を覚ましていないと聞いて心配しましたよ」
ホッとした様子でナナミンが立ち上がる
まだ2日しか経ってないなら
.... もっと眠っていたかった
頬はうっすらと濡れていた
あんなに幸せな夢だったのに
泣いていたんだろうか
七「今日、虎杖くんとAさんの死刑が執行されます 」
今から身を清め、その準備をします
わたしはその監視役です
と、言いにくそうにナナミンは告げた
わたしがコクリと頷くと
すぐに女の人が2人入ってきた
「あちらへ 」
知らない女の人だった
案内されたシャワールームで、
わたしは頭の先から爪の先まで丁寧に身体を洗われた
髪を乾かし着せられたのは
白い襦袢に白い着物
いわゆる死装束だ
わたしが今 呪力で2人を飛ばしてしまえば
少し離れたところにいるナナミンが駆けつける前に逃げられるだろうか
頭の中では色んな算段を思いつきながらも
わたしは大人しく部屋に戻った
七「呼ばれるまで.... もう少し待っていてください 」
ガチャンと
死が迫る音がした
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むーこ - ハピエンで嬉しかったです！末長いみんなの幸せを願って！！。。はてさて、虎杖はいずこへ。。。？ (2月8日 23時) (
レス) @page29 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーずず - 虎杖失踪事件についてw (7月16日 2時) (レス) @page29 id: 43bbee3845 (このIDを非表示/違反報告)
狐 - 、、虎杖、、お前のことは一生忘れないよｗｗ (5月14日 12時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
sakku - え？虎杖もそうだし、五条先生の気持ちとか番外編あったら嬉しいです…！ (2022年4月11日 15時) (レス) id: cb92df40a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ - 怒涛の虎杖消失コメに思わず笑ってしまった (2022年1月23日 15時) (レス) id: ba7673d727 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆ
| 作成日時：2021年2月26日 21時
