∴夏祭り ページ41
善「あぁぁぁぁ！暑い！！何でこんなに暑いのッ！？
もう俺動きたくないんだけどっ！？ってかミンミンミンミン煩いんだけどッ！？」
蝶屋敷の縁側は日光が直に当たるので、
少し奥の畳で伸びている善逸くんは
耳を塞いでいる
もう夏本番... 人並み外れて耳がいい善逸くんは、
確かにこのセミの大合唱は煩いだろう...
どんな風に聞こえているのか気になったりする
『ほんと暑い！ どこも行きたくないなぁ 』
洗濯物を干し終わったわたしも、座敷へと逃げ込む。
ゴロンと寝転ぶと、畳が少しひんやりとしていて気持ちがいい...
善「今日は出掛けないで、屋敷の中でゴロゴロしよっかぁ」
仰向けのままそう言う善逸くん
暑そうな隊服は、腕と足元をまくって
首元もいつもよりボタンを外している
その首筋に流れる汗に
わたしはドキッとしてしまった
それを彼が聞き逃す筈はない
善「えっ Aちゃん、どうしたの？」
きょとんとした顔でこちらを向く
『なっ// 何でもないよ！』
善「.... 何々？何にドキッとしたの？」
何か察したのか、ニヤリとして体を起こす善逸くん
__ い、言えないッ
流れる汗に色気を感じましたなんて..!!
押し問答していると
蝶「あら、ここは一段と気温が高いですねぇ」
『しっ..しのぶさん！』
そうだこれから昼食の用意を手伝うんだった..!!
蝶「ねっ 冨岡さんも、そう思いません？」
冨「.... 。」
しのぶさんの次にスッと現れた富岡さんは、
ねぇ？ねぇ？ と脇をつんつんと突かれている
その顔は無表情にみえて、どこか嬉しそうだ
善「いやこの2人に言われたくないんですけどっ！？」
突っ込みをいれる善逸くんに同意。
蝶「そうそう、今日は隅田川の花火大会の日ですよっ
もちろんお2人も行きますよね？」
『えっ！？知らなかった...!! 行きたいです！』
___ 隅田川花火大会！？現代でも続いているあの花火大会に行けるなんてっ！
途端に目が輝くわたし
善「花火大会！？...Aちゃんの浴衣ッ！？」
途端に目が飛び出し、落ち着きがなくなる善逸くん
___ いや、わたし浴衣は持ってない
そう言おうとした時
蝶「浴衣は何着か余ってますので、Aさんの着付けはわたしに任せて下さい〜っ」
ニッコニコなしのぶさんがそう言ってくれたので、
わたしはお言葉に甘えて、浴衣で花火大会へ行くことになった
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たゆ(プロフ) - 影月薫さん» ↓レスになってませんでした。すみませんっ！ (2020年3月30日 19時) (
レス) id: 264de426f5 (このIDを非表示/違反報告)
たゆ(プロフ) - 影月薫さん！嬉しいコメントありがとうございますっ本当ずるいですよね、夢主ちゃんは経験豊富だと勘違いしたままですがいつか善逸くんが伝えると思います！！ヘタレとSのギャップが大好きです！読んで頂けて幸せです！！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: 264de426f5 (このIDを非表示/違反報告)
影月薫 - 善逸くんと夢主ちゃんが尊すぎる！善逸くんって、付き合っていた女の子と手すら繋げていなかった筈だから、初めての恋人ってことですよね。なのにあんなにSっ気たっぷりなのずるすぎません？最高でした！ (2020年3月30日 15時) (レス) id: 9a07d6b745 (このIDを非表示/違反報告)
たゆ(プロフ) - 蜂蜜色さん» えええ！そんなっ蜂蜜色さんの涙が尊いです！！かまぼこ隊わたしも大好きですッ 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(TT) (2020年3月26日 20時) (レス) id: 264de426f5 (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色 - いやー泣きましたね！すごく面白かったです！やっぱりかまぼこ隊は尊い、、！こんな素晴らしい神作を作ってくださってありがとうございました！ (2020年3月26日 19時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆ
| 作成日時：2020年2月28日 20時
