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「ジャック、俺はお前を分かっているつもりでいた。
だがお前ってヤツは... 予測不可能だ。」
腰を掛け、完全に油断しているバルボッサの隣に座っていたわたしはその言葉を聞いて立ち上がった
バルボッサは どうした？ とこちらを見上げるがまだ状況を理解してない。
「俺は嘘つきだ。そして嘘つきはいつも嘘をつくと信じていい。
信用できないのは正直者... 正直者は時にとんでもない馬鹿をしでかす事がある。」
ジャックはどこからか拾った剣をウィルへと投げた
でも、その剣をキャッチしたのはわたしだった。
「A？」
またも眉を顰めたジャックは怪訝な声を上げる
投げられるタイミングはさっき船で見た。
だからそれを奪うのはドレスを着ていてもどうと言うことは無い
____ 問題はここからだ
キン...ッ とジャックとわたしの剣が交わる
でも、その力が加減したものであることはすぐに分かった
「本当にアイツの仲間になったのか？」
『.... これ見て分からない？』
バルボッサに付くと完全に決めた訳じゃなかった
でも、こうしないと... 彼は死んでしまう。
それを聞いたジャックは何故か口角をあげた
「あぁ... 裏切り者め。おまけに嘘つきと来た」
一度離れた剣は角度を変え、再び高い金属音を立てて交わる
「あのキスは何だったんだ？」
少し力の強まった剣を慌てて押し返した
わたしが彼にしたキスは...
理由なんて1つだ。
『それは...ッ こっちのセリフよ！』
でも、ジャックがしたキスの理由はいくら考えても分からない。
遊び... ？ それともこの能力の為... ？
でももしかしたら..... ...いや、それはない。
またも離れた剣を受けようとした時、
剣が弾かれた
わたしの手を離れた剣は...
月明かりを鈍く反射しながらウィルの元へと飛んでいく
武器がなく苦戦していた男との戦いは、タイミングよく飛んできた剣で形勢逆転した様だった
.... 圧倒的な力量の差。
負けを覚悟した時、
目の前の彼は剣を仕舞った
『..... ジャック？』
「俺が口付けたのは、惚れてるからだ。...... お分かり？」
わたしは驚いて目を見開いた
でも彼の手がわたしに届くより先に、
肩に触れたのはいつの間にか隣にいたバルボッサだった
「A、気を付けろ。こいつは誰にでも同じことを言う。」
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ヨゾラ - やばい！めっちゃドキドキする！続き待ってます！！楽しみです！ (9月8日 19時) (
レス) @page40 id: a3558bbdb6 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の狼 - めちゃくちゃ面白かったです‼︎続きが気になります！！！！！！ (8月12日 1時) (レス) @page40 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
みゆりこ(プロフ) - めちゃくちゃ好きなお話です！！続きが読みたいです！！ (6月25日 13時) (レス) @page40 id: 106efb8e24 (このIDを非表示/違反報告)
rinrinqq22(プロフ) - 続き待ってます！！！楽しみです！ (5月7日 13時) (レス) @page40 id: 173fcaa33c (このIDを非表示/違反報告)
たゆ(プロフ) - たーさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉... 忘れるまで忘れません！！ (2023年3月26日 15時) (レス) @page33 id: fc0dc7d623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆ
| 作成日時：2023年2月14日 0時
