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正面の椅子に腰をかけるバルボッサを視界にとらえ、瞼を閉じる
もう一度開けば、これから起こることが早回しで目に映った
わたし達はこれから死の島に着く。
ジャックが現れることに驚くと同時に、
彼がノリントン達と共に死の島に来たことにまたも驚いた
海軍と海賊達の戦いが始まり、
ジャックとバルボッサも戦うことになる...
『え... ？』
パチ.. と見えていた未来はそこで終わる
「どうした？呪いは解けるのか？」
静かにわたしの瞳を見つめていたバルボッサが口を開く
『えぇ、呪いは... 解けるわ。』
_____ でも、解けた直後に...
嫌な汗をじんわりと握る
今わたしの目の前で生きている彼は
..... もうすぐ殺される
ジャック・スパロウに。
呪いが解けることに安心したのか息を吐いたバルボッサは
「ウィル・ターナーの血はどれくらい必要だ？」
と尋ねた
『.... ウィルの血はほんの少しでいい。エリザベスの時のように。
だから殺さないでくれる？』
「あぁ、俺としても無駄な殺生はしたくないからな」
それが本音かどうかは分からないが、一先ず誰も彼に殺されずに済みそうなことには安心した
でも、嫌な動悸は消えてくれない。
『それと、ジャックがやって来るわ。英国海軍達と共に』
「なに？ .... しぶとい奴だ。
ならば海軍への対策を講じねばならんな、礼を言うぞA」
微笑むバルボッサに目を逸らした
『礼には及ばないわ』
____ お礼なんて必要ない。だって....
そう思った時、不意に顎をすくわれた
「なぜだ？礼を言って当然だ。
お前の瞳は美しい宝石のようだな... やはり、ジャックにやるのは惜しい。」
『..... っ？』
「礼の代わりに教えてやろう。
ジャックはお前を捨てていない、むしろ珍しく執着しているようだ。
.... 今宵現れるのはお前を取り戻す為と言っても過言じゃない」
真っ直ぐにわたしを見つめる青い瞳は...
「だが、俺もお前が欲しい 」
朝の海のように綺麗に澄んでいた
それに気付いてしまったことを後悔する
_____ 彼を死なせてしまっていいのだろうか...
その瞳は少年のような輝きを持ち
望むものは全て手に入れる貪欲さを秘めている
海賊の中の海賊。
わたしは海賊でも何でもないのに
彼が死ぬのは惜しいと... そう思わされてしまった
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ヨゾラ - やばい！めっちゃドキドキする！続き待ってます！！楽しみです！ (9月8日 19時) (
レス) @page40 id: a3558bbdb6 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の狼 - めちゃくちゃ面白かったです‼︎続きが気になります！！！！！！ (8月12日 1時) (レス) @page40 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
みゆりこ(プロフ) - めちゃくちゃ好きなお話です！！続きが読みたいです！！ (6月25日 13時) (レス) @page40 id: 106efb8e24 (このIDを非表示/違反報告)
rinrinqq22(プロフ) - 続き待ってます！！！楽しみです！ (5月7日 13時) (レス) @page40 id: 173fcaa33c (このIDを非表示/違反報告)
たゆ(プロフ) - たーさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉... 忘れるまで忘れません！！ (2023年3月26日 15時) (レス) @page33 id: fc0dc7d623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆ
| 作成日時：2023年2月14日 0時
