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『エリザベスは解放するって約束だったじゃない。』
「あぁ、だから自由にした。海の上でな」
卑しく笑う彼の話では、まずエリザベスを無人島の側で自由にし、それにジャックも続いたらしい。
エリザベスは “妹に手を出したら許さない” と言い残して海へ飛び降りた...
.... 結局彼女とはきちんと話せないまま、また離れ離れになってしまった
「恋人があっさりと自分を捨て、姉と一緒にいるのはどんな気分だ？
脱出も出来ず、助けも来ない島で男と女がすることといえば1つだろう」
『..... ジャックとは恋人じゃないわ』
そう答えつつも嫌な想像が頭をよぎる。
ジャックは女好きで... エリザベスはあんなにも綺麗だ
何も無いわけがない。
わたしにしたキスは何だったんだと腹が立つが、
..... 彼にとってわたしは、トルトゥーガに居たような女の1人に過ぎない。
分かってはいたが、その事実は想像以上にわたしの胸を突き刺していた
「ほう... ならば俺は勘違いをしていたようだな 」
バサっと何か赤いものを渡される
『.... これ何？』
「お前の姉の置き土産だ。それに着替えろ、飯にする」
広げて見れば渡されたものはドレスだった
バタン.. と部屋を出ていった彼は、意外と紳士なのかもしれない。
この赤いドレス... エリザベスがさっきまで着ていたものみたいだけど、城では見たことがない。
ということは、ここにあった物だろう
_____ 誰の？
考えてもしょうがない。
わたしは大人しくそれに腕を通した
着替えると、タイミングよくドアがノックされた
「お嬢ちゃん着替えたか？船長が案内しろってさ」
扉を開けると、わたしをインターセプターからブラックパールへ引っ張って行った小太りの男が微笑んでいた
「さっきはごめん、船長命令だったからさ。これからよろしく」
ひょこっと顔を出したのは、先程もこの男と一緒にいた義眼の男だ
『.... これからよろしく？』
「あんた船長の女になったんだろ？」
『なってないわ』
不思議そうに顔を見合わせた2人。
「てっきり俺ァ、船長がアンタをお姫様抱っこで船長室に連れてったからそうなったんだと思ったぜ」
___ お姫様抱っこ... ？
確かに眠りに落ちた時、誰かが抱き止めてくれた気がしたけど... まさかバルボッサだったとは。
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ヨゾラ - やばい！めっちゃドキドキする！続き待ってます！！楽しみです！ (9月8日 19時) (
レス) @page40 id: a3558bbdb6 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の狼 - めちゃくちゃ面白かったです‼︎続きが気になります！！！！！！ (8月12日 1時) (レス) @page40 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
みゆりこ(プロフ) - めちゃくちゃ好きなお話です！！続きが読みたいです！！ (6月25日 13時) (レス) @page40 id: 106efb8e24 (このIDを非表示/違反報告)
rinrinqq22(プロフ) - 続き待ってます！！！楽しみです！ (5月7日 13時) (レス) @page40 id: 173fcaa33c (このIDを非表示/違反報告)
たゆ(プロフ) - たーさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉... 忘れるまで忘れません！！ (2023年3月26日 15時) (レス) @page33 id: fc0dc7d623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゆ
| 作成日時：2023年2月14日 0時
