検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:138,947 hit

∴黄色い羽織 ページ42

わたしに覆い被さるように、帯に手を掛ける男...

わたしは必死に帯の結び目を押さえる




____どうしようどうしようどうしよう...!



わたしが甘かった...

善逸くんは、こーゆーことを心配してくれてたのに...!



...泣いたってどうにもならない


宇髄さんは鬼と闘ってる... 自分で何とかしなくちゃ



男「いい加減にしやがれこの...っ!」


男が手を振り上げるのが目に入る


____ ぶたれる...!!


ギュッと歯を食いしばって目を瞑った







........? ...予想した衝撃はまだ来ない




男「いたたたたたたた!!!」


代わりに男の痛がる声が聞こえ、恐る恐る目を開けると





ふわっとなびく、黄色い羽織





_____うそ...






善逸くんが..... 男の腕を

指がめり込むくらいに掴んでいる




ドカッ


そのまま襖ごと部屋から放り出された男は


「ひぃ...っ 」と、


腕を押さえて逃げていった..






『ぜ.. 善逸....くん... 』



____ なんでここに? ...なんでそんなに息を切らしてるの? 走って...きたの?




『なんで..... 』



ギュッ



聞きたい言葉は、抱き締められたことで遮られる



善「ほんっと... 勘弁してよAちゃん... 」





善逸くんの体は熱いくらいで....

首に伝う汗が、必至に探してくれていたことを物語る...



『っふ.... ふぇっ .... 』


今まで堪えてた涙が溢れる...



_______ 怖かった




優しく頭を撫でてくれる手が温かい...




善「....もう大丈夫だよ 」




『ごめんね....

関係ないとか言って.... グスッ ..ありがと 』




背中に回された手を更にギュッとしてくれる善逸くん...





____ すごく安心する...



このままずっと、抱きしめてほしい... そう思った







わたし... 善逸くんのこと.....

∵→←∵



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆゆゆ(プロフ) - てぃーさん» あれ、非公開にしてたつもりでした...!ご指摘ありがとうございます。ちゃんと整えてから、公開させて頂きますね。嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します! (2020年2月23日 18時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
てぃー - カナオじゃなくてカナヲだと思います!体調を崩さないように気をつけて、更新頑張ってください!とても好きな作品なので応援してます!! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 50c72e5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - れたすさん» 本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。 (2020年2月19日 19時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 親方様ではなく御館様ですよ。意味が違ってしまいます。 (2020年2月19日 16時) (レス) id: 6b14e12bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - ねこ缶さん» ごめんなさい初心者なもので..!ご指摘ありがとうございます! (2020年2月14日 0時) (レス) id: 681aa23816 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たゆ | 作成日時:2020年2月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。