∴我妻善逸 ページ30
顔を上げると、もう宇髄さんは居なかった...
空を見るともう日暮れだ
『あっ....!! 鰻！』
そうだ、今日は鰻を食べに行こうって
善逸くんが言ってたっけ
化粧は慌てて落とした
さすがにこの派手な顔で善逸くんに会ったらビックリされるだろう
というか、、
嫁が3人いるのに、4人目になれ？
『そんなふざけたこと... 出来るわけないっ！』
善「Aちゃん...？ 」
思わず拳を握ったところ、名前を呼ばれた
『あっ！善逸くん！！』
善「なんかあったの？」
『う.....ううん、何でもない！ 行こうっ？』
善逸くんは不思議そうにこっちを見てたけど、
わたしは笑顔でそう言った
しのぶさんに、善逸くんと鰻を食べにいくことを伝えると、
蝶「あら、そうなんですかぁ〜 夜は気を付けて下さいね。
でも、我妻くんが一緒なら大丈夫ですねっ
Aさんをお願いしますね、我妻くん？」
何だかしのぶさんは嬉しそうだった
善「Aちゃんと鰻.... もう俺死ぬのかな、死んだわ俺....」
『鰻、たのしみだねっ‼
夜だけど、明るいんだね〜 』
蝶屋敷から少し暗い道を抜けると、
お店が立ち並び明るい町に出る
人が多くて賑わっていて、わたしはワクワクしてしまう
善逸くんは最初ブツブツ言ってたけど、
人通りが多くなってからは、
わたしを庇うようにスッと人混み側を歩いてくれている....
『ふふっ 善逸くんは、本当優しいよね 』
善「えっ？そうかな...//
Aちゃんからも、すごく優しい音がするよ 」
『音... そういえば、善逸くんは耳が良いって言ってたよね。 音って...？』
善「うーん、人や動物にはそれぞれの心音とか
呼吸音があって、その音で相手が何考えてるかとかが
分かっちゃうんだよ 」
『えっ？ そうなの？？』
それって凄くない...？
音で相手の気持ちが分かっちゃうんだ...
善「でも、気味悪がられたりもするけどね
昔はよく女の子にも騙されたし... 」
『そうなんだ...
でも、騙されるのは善逸くんが、
分かってても相手のこと信用してあげるからでしょ？
やっぱり、凄く優しいよ...
気味悪いなんてこと、絶対ないと思う‼』
思わず熱弁。
なんか、善逸くんを見てると弟が出来たみたいで...
可愛い...
善「....Aちゃん、 俺のこと可愛いって思ってるでしょ」
『えっ... よく分かったね』
彼の耳は本当によく聞こえるらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆゆ(プロフ) - てぃーさん» あれ、非公開にしてたつもりでした...！ご指摘ありがとうございます。ちゃんと整えてから、公開させて頂きますね。嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します！ (2020年2月23日 18時) (
レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
てぃー - カナオじゃなくてカナヲだと思います！体調を崩さないように気をつけて、更新頑張ってください！とても好きな作品なので応援してます！！ (2020年2月23日 18時) (レス) id: 50c72e5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - れたすさん» 本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。 (2020年2月19日 19時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 親方様ではなく御館様ですよ。意味が違ってしまいます。 (2020年2月19日 16時) (レス) id: 6b14e12bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - ねこ缶さん» ごめんなさい初心者なもので..！ご指摘ありがとうございます！ (2020年2月14日 0時) (レス) id: 681aa23816 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たゆ
| 作成日時：2020年2月13日 22時
