検索窓
今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:138,942 hit

ページ20

『えーっと、ごめんなさい、
わたしお金を持ち合わせてなくて... 』


店員「こんなのが似合うと思うけどねぇ.. 」


かなりおばあちゃんの店員さんに、
わたしの声は届いてないらしい。。


ずいっ と、目の前にいくつかの簪を出された。


どれもすごく可愛くて見入ってしまう

....おばあちゃんすごいな、見事にわたしの好みばっかりだ


ふと、ガラス細工の蝶がシャラっと揺れる、
綺麗な簪に目が止まる


『これ、かわいい... 』


思わず手にとってハッとする


『あ、ごめんなさい...

炭「これ下さい!」



あれ?炭治郎くん。わたしの持った簪を指差してる


......これ、可愛いもんね、うん。
きっと炭治郎くんの妹さんに似合うだろう









炭「Aっ これ.. よかったら使ってくれ 」


店員さんから包みを受け取った炭治郎くんは、
そう言ってわたしに、買ったばかりの簪を差し出した




『えっ!? な...なんで??妹さんは??』


炭「? 禰豆子のもあるぞっ 善逸が選んでくれたんだ 」



『でも... こんな高価なもの、貰えないよ。。』



炭「Aのために買ったんだ... そう言わず、使ってほしい 」



そう言って微笑んだ炭治郎くんは包みを開けて、

お団子にしてあるわたしの髪に、スッと簪を挿してくれた...



炭治郎くんの整った顔が、すぐそこにある

炭「ほら、すごく似合ってる 」



.....ええ!?// なんか、恥ずかしいよ....


『あ...ありがとう、大事にするね?』


そう言うと、炭治郎くんは嬉しそうに笑った









善「なっ....ななななななななななっ」


気づけば炭治郎くんの後ろで、
善逸くんがワナワナと震えている


.....そうだよね、善逸くんもびっくりするよね、
わたしなんかが、こんな綺麗な簪もらっちゃって。。



それに、もうすぐ元の世界に帰るかもしれないのに...
なんで...?



炭「じゃあ行こうかっ もうすぐ祠だ。」




いろいろハテナでいっぱいだったけど、
簪は素直に嬉しい...



本当に、善逸くんも炭治郎くんも優しい人だな
優しすぎて心配になっちゃうよ....

∵→←∴寄り道



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆゆゆ(プロフ) - てぃーさん» あれ、非公開にしてたつもりでした...!ご指摘ありがとうございます。ちゃんと整えてから、公開させて頂きますね。嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します! (2020年2月23日 18時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
てぃー - カナオじゃなくてカナヲだと思います!体調を崩さないように気をつけて、更新頑張ってください!とても好きな作品なので応援してます!! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 50c72e5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - れたすさん» 本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。 (2020年2月19日 19時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 親方様ではなく御館様ですよ。意味が違ってしまいます。 (2020年2月19日 16時) (レス) id: 6b14e12bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - ねこ缶さん» ごめんなさい初心者なもので..!ご指摘ありがとうございます! (2020年2月14日 0時) (レス) id: 681aa23816 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たゆ | 作成日時:2020年2月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。