∴祠へ ページ16
善「炭治郎が来るまで、散策しようか!
元の世界に戻る手掛かりがあるかもしれないし!」
わたしは善逸くんと祠に向かっている
炭治郎くんは少し用事があって、
お昼ごろに直接祠のところに来てくれるらしい
付き合わせてしまって申し訳ないけど、やっぱり善逸くんと来てよかった。
....1人だったら迷っていただろう
『ごめんね..? ありがとう、付き合ってくれて 』
善逸くんが足を止めた
善「Aちゃん....
さっきからそんな申し訳なさそうな音、しちゃダメ。
今こうしてるのは、俺自身の意思なんだから 」
と、少し真剣な顔で善逸くんは言った
『.....‼』
わたしは今まで男の人に手を握られながら、
真剣な顔で何かを言われたことは、ない....
少し面食らってしまった
善「お昼まだ食べてないよね?
炭治郎が来るまで、何か食べよう?」
善逸くんは握った手はそのままに、また歩き出した
____そういえば昨日もわたしの手を引いてくれたけど、
善逸くんの手は、顔に似合わず大きくて、
分厚いというか、ゴツゴツしている
.....男の人の手って、こんな感じなのかな
でも、善逸くんたちは闘うのが仕事だから、
鍛錬とか、してるのかな....
『善逸くん....、昨日も鬼と闘ったんだよね?
昨日屋敷に、怪我をした隊士さんが運ばれてきたの...。
わたしが今まで見たことない酷い怪我だった
....鬼って、どんななの?
その、負けたら、死んじゃうの...?』
善「あー...、鬼はね、人を喰うんだ
だから、今まで何人もの鬼殺隊士が死んでる。
でも俺たち鬼殺隊は、死んでいった仲間のためにも、闘わなきゃいけないんだ。」
そういう善逸くんからは、強い意志みたいなのを感じた
人を喰う鬼... 大正時代にはそんな恐ろしいものが...全然知らなかった....
善「俺たち、政府公認の組織じゃないからな。
鬼の存在も、ほとんどの人は知らないと思う
鬼は太陽の光が嫌いなんだ
だから今は怖がらなくても大丈夫だよ?」
善逸くんはそう言って微笑む
善逸くんは、心の温かい人だ。
わたしの気持ちを汲み取って、安心させようとしてくれる。
......どうか善逸くん達が死んでしまいませんように....
と、心の中で強く願った
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ゆゆゆ(プロフ) - てぃーさん» あれ、非公開にしてたつもりでした...!ご指摘ありがとうございます。ちゃんと整えてから、公開させて頂きますね。嬉しいお言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します! (2020年2月23日 18時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
てぃー - カナオじゃなくてカナヲだと思います!体調を崩さないように気をつけて、更新頑張ってください!とても好きな作品なので応援してます!! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 50c72e5b00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - れたすさん» 本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させて頂きました。 (2020年2月19日 19時) (レス) id: de881357a8 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 親方様ではなく御館様ですよ。意味が違ってしまいます。 (2020年2月19日 16時) (レス) id: 6b14e12bb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - ねこ缶さん» ごめんなさい初心者なもので..!ご指摘ありがとうございます! (2020年2月14日 0時) (レス) id: 681aa23816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たゆ | 作成日時:2020年2月13日 22時