黄色い少年【我妻善逸】

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蝶「出血がひどいので輸血が必要ですね、Aさん、
いきなり申し訳ないのですが、お願いできますか？
わたしは傷を縫合します 」


『はっ..はい！！』


数は少ないが輸血の経験はある

少し震える手を抑えながら、無事に輸血を繋いだ



それから言われるがままに麻酔や点滴を施した

3人の女の子がサポートしてくれたおかげで、
何とか指示通りできたみたい



傷をふさがれた男の人は、麻酔のため目は覚めないものの
ひとまず容態が安定して病室に運ばれていった



『........はぁっ』


蝶「Aさんっありがとうございました。
臨床経験は少ないと聞いていたんですが、
十分な素質ですねっ
とっても助かりました〜」

『いやっ、あの女の子達が助けてくれたので....
お役に立てて良かったです！』

蝶「ふふふっ あの子たちも看護師さんなんですよ。
でもまだ体も小さいですし、直接隊士に針を刺したり
メスを入れたりすることは遠慮してもらってるんです」


だからAさんがずっとここに居てくれたらいいのに〜

と言い残して、しのぶさんは自室へ戻っていった



.....メスを入れることは大人の看護師もしないけどね？

しのぶさんが傷を縫うって聞いてびっくりした
彼女はお医者さんなんだ...




しのぶさんへの尊敬が止まらないまま、
わたしはベッドに横になった



それにしても、ひどい傷だったな

あんな傷、元の世界では見たことないや

.....鬼に、やられたのかな？ それって..、怖すぎるよ....

炭治郎くんと善逸くんは.....
いつも死と隣り合わせなんだ...

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