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始業式 前夜 ページ1
「どうしますかねぇ、この問題児達…」
「とりあえずD組に集めておけ。そのうち一人はA組からの転落者だ。今は入院中だが落ちた屈辱から暫くはなりを潜めるだろう。
誰もクラスを持ちたがらないんじゃしょうがない。ほら、あのー……新しく来た女の教師がいただろう。そいつに任せろ。何かあれば責任はそいつに回せ」
「いや、しかし教頭先生……。A組からの男子生徒は冤罪の疑惑が上がっていますし……。特にここの三人はかなり仲が悪いじゃないですか。
カースト制度と言っても素行不良が多い。成績もいいし魔力も申し分ないとなるとD組の意味もありませんし……。それに新人の先生に任せるというのは流石に無責任過ぎるのでは……」
「じゃあなんだ。お前がここのクラスを持つか？ せっかく学年主任になれたのに？」
「い、いえ、それは……」
「大丈夫かなぁ、新しい先生……」
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