【ONEPIECE】裏七×セイレーンＳＷ編 (ページ10)

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８　〝金獅子のシキ〟2 ページ10

シャーチ｢東の海(イーストブルー)はオレの部下の故郷です。この写真の出来事を皮切りに、アイツの故郷を無くされてしまえば、アイツの帰る場所が無くなります｣
センゴク｢そうだな。ガープの奴の故郷でもある、海兵のなかにも東の海(イーストブルー)の出身者は多い。
忙しいところすまないが、金獅子の件、任せるぞ｣
シャーチ｢はっ。では失礼し＿｣
ローナ｢ねぇねぇセンゴクちゃん！私もこのお姉さんと一緒に同行してもいい？ねぇいいでしょ？私、一応シキから招待が来てるんだ！役に立てると思うから！ねっ！ねっ！｣

　退室の言葉を遮ぎり、ローナは無邪気にそう言う
　元帥であるセンゴクに対し軽口をたたく態度と途中、『招待』の単語を聞きシャーチは眉をひそめるが、センゴクはローナの意を汲み、同行を許可した

センゴク｢頼んだ。シャーチ、彼女はこう見えて腕は立つ。慣れればそれなりに付き合うのも楽になるから、そう気負うな｣
シャーチ｢心得ました｣
ローナ｢よろしくお願いしますね、シャーチねーさん！｣

　センゴクに言われれば従う他ない
　ちなみに彼女がそう思うのは彼が元帥だからではなく、父として尊敬しているというのが大きな理由だ

　そんな彼女に、ローナは先程と同じ様に無邪気に話す
　年下や子供に甘いシャーチは、ローナのこの笑顔で毒気が抜かれてしまう

シャーチ｢こちらこそ、よろしくお願いします。
では、失礼します｣

　それでも敬語を外さないのは、まだ彼女に対して警戒を完全に解いてないからだ

　敬礼をし終え、背を向け歩き出す
　扉に手をかけた時、センゴクが口を開いた

センゴク｢ヴァレンスのおかげだ。お前がそこまで誰かに気を許せるようになったのは｣
シャーチ｢はい。少しは楽に生きれるようになれました｣
センゴク｢護衛として連れて行け。油断はするな。全盛期より衰えていようとも、相手は金獅子だ。

何より、奴の故郷の危機だ｣
シャーチ｢了解しました｣

　そう言い、シャーチは扉を開け部屋から出ていった
　ローナもそれに続き、

ローナ｢じゃあねぇ～♪センゴクちゃん｣

　とセンゴクに軽く手を振って出ていった