【ONEPIECE】裏七×セイレーンＳＷ編 (ページ37)

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１　情愛の背中ページ37

シャーチ｢村に行く前に水浴びしてぇ…｣
ショウビ｢水浴びが好きな能力者って初めて聞いたよ｣
シャーチ｢好きって訳じゃない。それに泳げないってだけで慣れれば水浴びくらいできる｣
(そもそも、オレの知ってる能力者の大半は綺麗好きだしな…)

　そう思ったが、それを口にしてやる義理はシャーチには無い

シャーチ｢とりあえず、先に行くぞ｣
ショウビ｢あ、ちょっと待ってよ！｣

　シャーチが駆けるとショウビもすぐ後を着いて来る
　ヒールを履いているとは思えない程の猛スピードで駆けるシャーチだが、おかげですぐシキの部下を視界の端に見つけた

　３人の頭を踏みつけ空へと昇る。彼らはおそらく何をされたのか気付かずにそのまま数時間は地に伏せ続ける事だろう

　人２人乗れる程の大きさの龍へ姿を変えたショウビは、そんな３人に心の中で慰みの言葉をかけておいた

　能力を使って宙で待っていたシャーチをショウビが己の背中に乗せる

ショウビ｢ねぇシャーチちゃん、もしかして割とストレス溜まってたのかい？｣
シャーチ｢それなりにな。聞いてて気持ちの良いモンじゃねえだろ？動物の悲鳴なんて…｣
ショウビ｢あはは！それは凄く同感だね！｣

　先程慰みの言葉をかけてやったのなんざ関係無い
　それより、ローナ以外の女性とここまで意見を言い合えたり共感出来たのがショウビとしては新鮮で嬉しい

ショウビ(僕にもツバキくらい嗅覚が優れてたらすぐＩ.Ｑの場所が分かるのになぁ～…。はぁ…)