‐important‐私が神として貴方に出来るいくつかの事【ノラガミ】 (ページ8)

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story6‐怒りページ8

【Noside】

「終わったぁ！」

Aが思いっきり立ち上がる

鈴葉と歩葉が呆れた顔をする

仕事もおわり

口調も普通に戻ったAが

独り言にしては

大きすぎる声で話し始める

「んむぅ

夜トが迷惑をかけた子は

意識がもっどったらしいし

暇だなぁー」

いかにもかまってくださいオーラを

沢山出すAに

２人の神器は大きなため息をつく

｢今日は素直に寝れば？｣

冷たい言葉がAの

後ろから聞こえてくる

｢黄葉、いたの？｣

鈴葉の声にAは

振り向いて声を上げる

｢今日もまたついてきてたの？

まったく｣

｢僕がAに

ついていったんじゃなくて

Aがいつも連れてくんでしょ？｣

黄葉と言うなの神器は

そう言ってため息をもらす

｢じゃあ

お風呂の用意をしてきます｣

そう言って

その場にとどまりたく無いとでも

言うかのように

足早に部屋を出て行く鈴葉

｢歩葉ー

かまってよぉー｣

歩葉に抱きつくA

そんなAを引き離しながら

歩葉は冷徹に言い放った

｢離して下さい｣

｢離さない！((ﾑｯ｣

負けじと

Aも歩葉に抱きつく

｢かまってよー｣

｢かまいません｣

｢ねぇー｣

｢わかりました｣

｢本当！？｣

｢じゃあ

予備の御守りを作って下さい｣

｢何よそれ！

なしでしょ！？｣

｢じゃあ

離れてください｣

｢ずるいっ｣

｢うるさい｣

２人の言い争いは

黄葉の一言で止まった

｢歩葉、あまり冷たくしたらダメだよ｣

｢はい…｣

｢Aも

あまりしつこくしない…｣

｢ﾑｩ

わかった…｣

｢歩葉、そろそろ

寝具の用意を｣

｢わかりました｣

歩葉は鈴葉以上の

速さで部屋を後にする

｢さて

A…｣

｢うぐっ｣

｢今日は結構危なかったけど？((ｺﾞｺﾞｺﾞ｣

完璧に怒っている様子の黄葉

これから

黄葉の説教が始まるのだった…ーーー