story3‐変な人 ページ5
【Noside】
「ウエサマー!!」
「ちょっA!」
「ウーエーサーマーーー!!!」
「A!!!!」
「なんじゃうるさいのォ」
Aが不機嫌そうに言う
夜トは大きい
へんなただひたすらに大きい
大きすぎるくらいの溜め息をつく
「そんなでかくねーよ」
「A、俺ら一応意識されたら
見えるんだぞ?
そんな大声で叫ぶとか…」
「大丈夫じゃ
見られたとしても
誰もわらわ達には話しかけない」
「?」
「変な人
と思われるだけじゃ」
「ダメだろっ!!」
夜トがそういうと
Aはしかない
と呟いて
静かに猫探しをはじめた
「いや
静かすぎても見つからねぇだろ」
「どっちじゃっ!」
「…
どっちでもない」
Aは
ブツブツ文句を言いながら
猫のいそうな所を
隅々まで探していく
「いねーなぁ」
「夜ト!」
十数メートル先のAに
呼ばれて夜トは
はいはい
と適当な返事をして
歩き出した
刹那
女子中学生と目が合ってしまった
「チッ」
夜トの舌打ちは
誰にも聞かれることなく
静かに消えた
「夜ト!おそい!」
Aの声が一際大きくあがった
「んだよ」
「いい方法を思いついた」
そういって
Aはその場で二三回転する
すると
「にゃー
なんての((ニシッ」
Aの、頭に
猫の耳と
スカートの上から
猫の尻尾が生えていた
「その手があったか…」
夜トは
そう呟いてから
手分けして探すぞ
と残して
何処かへ向かってしまった
「いいですよ
これで
わらわに、猫共が、寄ってくるぞ!」
Aが嬉しそうに笑った
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純怜(プロフ) - くゆる@ストロボさん» りょか!! (2015年8月29日 10時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)
くゆる@ストロボ(プロフ) - んと、文芸のチャットのサイトで「夢花火」で検索すれば出てくるかと思います。 (2015年8月28日 20時) (レス) id: 6b4aa203d3 (このIDを非表示/違反報告)
純怜(プロフ) - くゆる@ストロボさん» 見つからない… (2015年8月28日 19時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)
純怜(プロフ) - くゆる@ストロボさん» ?? (2015年8月28日 19時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)
くゆる@ストロボ(プロフ) - 文芸のあるサイトに作りました (2015年8月28日 18時) (レス) id: c58ac74d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:純怜 | 作成日時:2015年8月10日 20時