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隙あらば ページ39

【遥side】





「じゃあ帰ろっか」



そう言ってから

早足に歩き出す僕に

一生懸命ついてこようと
小走り混じりに歩くA



不覚にも可愛いと感じてしまって

やっぱり好きなんだな

と改めて実感する



実はまだ家族には話していないのだ

父さんが話してくれるといったが

Aが悪いから…

と言って帰宅後言うことになった

本当は

悪いからではなくて

自分の口から言いたかったんだろう



まぁ何かあったら

僕や姉さん

母さんだっているし大丈夫だと判断し

父さんは任せてくれた



「よし

じゃあ入るよ?」




僕の言葉に

Aはコクリと喉を鳴らした




「ただいま」


「お帰り〜

遅かったね〜」


「もぅー

なんで私おいてったのっ!?」



茜姉さんの後に

岬が不満の声をもらす



「おいていったのは

岬だろ?


いや、別に僕はおいてかれた訳じゃないけど」


「まぁまぁ」


「ん?



ああっ!?」



岬が僕の後ろに立つAに指を指す



「転校生の!」


「あっ

えっと野狐です!は、初めましてっ!」


「えー?

あれ?この子遥と写ってた子じゃ…?」



学校では誰一人として気付かなかったのに



「今日はこの子に関する

大事な話があるんだ」





ーーーーーー


説明したら

皆わかってくれたらしい





「ということは…?」


「Aちゃんヨロシクっ!」





Aに抱きつく光





「光っ!

ダメだよそんな軽くちゃっ」


「そーゆー姉さんも

隙あらば…みたいな顔してるけど?」


「だってAちゃん

すっごく可愛くない!?声も見た目も!!」





とても興奮したように言う姉さん





「Aさん」


「はい!」





奏姉さんがすこし引きつった笑顔をみせる





「あ…ぇっと…((汗」





案の定Aはとても怯えていた





「そ、その…

よろ、しく…ね?//」


「!

はいっ!奏様っ」


「様はいいわよ」


「じゃあ奏さん!」


「あたしもー

光でいいよー」


「光ちゃん!」


「わっ私は!」


「茜さん!」





なんか小さい子に自分の顔と名前を

覚えてもらおうとしている集団に見えてくる





何はともあれ皆Aの事を
受け入れてくれた様子で

Aはとても嬉しそうだった





「Aちゃんのお部屋は

遥の隣の空いてる部屋でいいかしら?」


「あっ

全然構いません!ありがとうございます!」





こうしてAは

家で暮らす事になった

ゲーム→←大好き



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純怜(プロフ) - なぎさん» コメントありがとうございます!すごく支えになります!これからもどうぞ宜しくお願いします! (2015年11月8日 7時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)
なぎ - ほんと面白いです!遥めっちゃ好きなので読む度にニヤけますwこれからも頑張ってください(^^) (2015年11月8日 1時) (レス) id: 385899ed5e (このIDを非表示/違反報告)
純怜(プロフ) - 結弦さん» 今読んでる中で1番好きだなんて!ありがとうございます!!駄作ですが今後もよろしくおねがいします! (2015年9月14日 8時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)
結弦(プロフ) - とても面白いです!!応援してます!これからも頑張って下さい!今読んでる小説の中で1番好きです! (2015年9月14日 1時) (レス) id: 22cea662d7 (このIDを非表示/違反報告)
純怜(プロフ) - 夏さん» そうですか…ちょっと覗いて下さいこの駄作者なにさせるんだよ!とかでいいのでコメント下さい((殴 (2015年8月11日 7時) (レス) id: 7c49e805bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純怜 | 作成日時:2015年7月12日 19時

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