最強と妹

名前 ページ5

虎杖



五条がメロンパンを美味しそうに食べてる

一口が小さいから
まだ半分くらいしか進んでない



こいつの顔を眺めていると
口元に砂糖がついているのに気づいた


｢…ごじょ、｣


教えてやろうと声をかけた時、
また、扉が開かれた



｢やぁみんな、待たせたね！｣

あ、五条先生帰ってきた


｢学長との話が長引いちゃってね
寂しかった？｣

｢全く｣

｢酷い野薔薇！？｣


先生がいたら
静かだった雰囲気もぶち壊されて
いつも通りになる


｢っと、A？口についてる｣



いつの間にか先生が五条の横にいて、

さっきのを教えてあげてた



｢…ほんとだ、ありがとう 悟、…先生？｣



そっか、兄妹だって言ってたしな

どうすんだろ



先生はかなり悩んでいるみたいで、
ぐにゃぐにゃ動いてる




｢…ま、Aに先生って呼ばれるのもいいよね
学校にいる時はそうして｣

やっと決まったみたいで、
にこにこした


てか、先生って
意外にシスコン？

兄妹ってそんなもんなのかな


何となく五条には甘々な気がする




ずっと見ていると、五条と目が合った


｢…虎杖くん、私の事
名前でいいよ、五条だとわからないでしょ｣


確かに、ちょっと言いづらかった


｢ん、そうするわ
A、俺のことも悠仁でいいよっ｣

｢そっちの方が友達感出るっしょ｣


そうやって言ったら、
｢うん、わかった、…悠仁｣

と微笑んだ



｢みんなも、下の名前で呼んでいい……？｣


伏黒や、釘崎の方を見る


｢…あぁ、 伏黒恵だ｣

｢私も！釘崎野薔薇
よろしく、A｣


なんか、仲間って感じがして
嬉しい

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