メロンパン ページ4
A
初めて、高校というところに来た
15歳だから当たり前だけど
中学校にもあまり行っていなかったせいか、学校というところに来て、
今何をすればいいのか分からない
悟も行ってしまった
さっきも男の子に話しかけられたけど
上手に喋れなかった
「…お腹すいたな」
お腹がなる
みんなはあまり気にしてなかったけど
さっきの、宿儺くんの器の男の子がこっちを見た
「腹減ってんの?」
頷くと、自分の鞄を漁り始めた
「はいこれ」
彼の手から差し出されたのは
コンビニの袋に包まれた
“メロンパン”だった
「…これ、い、いいの?」
「おう!」
それに手を伸ばし、
もう一度確認する
「…本当に、いいの?」
「…お、おう」
頷いたのを見ると、すぐに受け取り、
袋を開けた
思いっきり口に入れると、
周りに着いているサクサクのところと
中のふわふわの食感が合わさって
なんとも言えない美味しさだった
「…美味しい」
私が食べているのをみて、
男の子が首を傾げた
「お前、そんなにパンが好きなの?」
「……パンと言うよりメロンパンが好き、
あと甘いもの」
それを聞くと、ニコッと笑って
「そっか!これ買ってきたはいいけど
俺あんまパン食べねーし、どーしようか迷ってたんだよね」
「喜んでくれるなら良かった」
この人の笑顔は嘘がない
他人の幸せを、心から喜んでいる
「名前、…なんて言うの」
そして、私に手を差し出した
「虎杖悠仁!これからよろしくっ!」
悟の言った通り
ここでの生活も、楽しいかもしれない
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和辛子チャンクン - あっ、最っ高 (2020年11月27日 20時) (レス) id: 41e89cb5b9 (このIDを非表示/違反報告)
AIKA(プロフ) - ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年11月21日 19時) (レス) id: ee1c91436f (このIDを非表示/違反報告)
ろじゃ(プロフ) - やだ…最高だわ…五条先生の妹とか人生勝ち組やん… (2020年11月15日 22時) (レス) id: 6502c82acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AIKA | 作成日時:2020年11月15日 17時