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第8話 ページ8

貴女side






首領の部屋を後にし中也さんを見る




中原「ひとまず大丈夫って感じだなァ」



貴女「…」



中原「ボスは手前を疑っている」



貴女「…でしょうね」



中原「だが手前は不幸中の幸いなことに

俺の部下だ。下手に出だしは出来ねェさ」





私は中也さんに生かされ


中也さんに守られている…




何故彼がここまで私を擁護してくれるのかは分からないが



この人には恩を返しつつ


ポートマフィアの内情を探ろう





中原「太宰。」


貴女「はい」


中原「これやる」


貴女「…重っ、」





中也さんが投げた物を受け取ると


予想外の重さに手が沈む




貴女「………拳銃、」


中原「手前の両親を撃ったモンだ」


貴女「………」


中原「異能力を持たねェマフィアはそいつを扱えねェと死ぬ」





中也さんは兄のネクタイをくれたり

両親を撃った銃をくれたり



何を考えているのだろう




中原「手前は責任もって俺が守るが


俺がそばにいない時、手前をそれで守れ」



貴女「………使い方は」



中原「もちろん俺が教える」



貴女「…中也さん、銃使えるんですか?」



中原「あったりめェだろ。」



貴女「重力使いなのでこういった武器は無関係かと…」



中也「構造は知らねェよ。全部一緒だろ」



貴女「え?」




言っている意味がわからず


スタスタと進む中也さんについて行く






中也「組織の狙撃場だ」



貴女「こんなとこが…」






遠くに大小の的が並び

中には人型の物もあった





中原「いいか、よく見とけよ」


貴女「…え、」




銃を使えると言った彼は


銃から銃弾を抜き



重力操作を行い




中原「まっすぐ撃つんだよ」




バンバンバン!!




的の真ん中を撃ち抜いた




貴女「……それ銃が使えると言いますか?」


中原「だから全部一緒だっつったろ」




銃を使わずして同じ威力、またはそれ以上で撃てる彼は本当にすごい異能力者だが



ほんとに彼の元で私はマフィアとして生きていけるのだろうか…




貴女「…分かりません」



中原「何がわかんねェンだよ」



貴女「何も分かりまs」



中原「たく…こうやんだよ」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時

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