第41話 ページ41
貴女side
敵｢う''っ……＿＿＿＿＿｣
貴女｢…………｣
ゆっくりと倒れた敵は動かなくなった
貴女｢間に合った…
と言っても私の斜陽は必要なかったですか｣
重力を帯びた銃弾は無効化してしまえば問題ない
だけど斜陽に触れるより先に銃弾は止まっていた
中原｢………｣
貴女｢中也さん？｣
俯いたまま口を開かない中也さん
貴女｢中也さ、｣
ﾊﾟﾘﾝｯ
貴女｢…｣
手枷は蹴り壊され
やっと開放された態勢に手首をさする
貴女｢ありがとうございま＿＿＿＿｣
中原｢馬鹿野郎っ｣
貴女｢っ、中、中也さ、！｣
突然あの甘い香りに包まれ頭が真っ白になる
腰と後頭部に回った彼の手が少し震えていた
貴女｢中也さっ｣
中原｢何故逃げなかったっ｣
貴女｢…だって…中也さんなら…こうしたでしょ……｣
中原｢死んでたかもしれねェんだぞ…｣
より一層抱きしめられる力が強くなり色んな感情が渦巻く
中原｢手前を失うかと…｣
貴女｢……………｣
らしくない震えた声だ
貴女｢……｣
紅葉｢中也！A！｣
貴女｢ご、五大幹部の尾崎紅葉っ！｣
突然現れた幹部に驚きを隠せない
こんな小さな事件に幹部の二人が集まるとは…
紅葉｢無事だったか｣
貴女｢お、尾崎さんっ｣
紅葉｢会うのは初めてじゃの
だが話は中也から聞いておる。｣
貴女｢は、はい…ですが…
……あの、中也さん…そろそろ…｣
紅葉｢そうじゃえ、中也。Aが苦しそうじゃ｣
中原｢……………はぁ…｣
ズルズルと座り込んだ中也さんは帽子で顔を隠した
貴女｢尾崎さん…｣
紅葉｢紅葉でええ｣
貴女｢…紅葉さん…。まさか貴女様まで来て下さるとは…｣
紅葉｢ボスの指示もあったが
中也は元わっちの部下。その中也の部下であるAもわっちの部下と同じじゃ｣
貴女｢紅葉さん…｣
なんの理論か分からないがこの人も部下思いの方なのだろう…
中原｢姐さん、報告お願い出来ますか｣
紅葉｢あぁ、わかった｣
中原｢A。帰るぞ｣
貴女｢え、ちゅ、中也さんっ！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (
レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！モチベ上がります頑張ります！！！ (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい！ (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：高杉りた | 作成日時：2023年12月27日 18時
