第40話 ページ40
貴女side
ﾎﾟﾀ,ﾎﾟﾀ,ﾎﾟﾀ…
貴女｢………｣
血の滴る音は聞き飽きた
敵｢もう一度聞く
ポートマフィアの情報を吐け｣
貴女｢…太宰A。16っ｣
敵｢それ以外言えねェのか！｣
これだってポートマフィアの情報なのに…
何度も身体を駆け巡る激痛が瞼を重くする
壁の枷に両手を縛られされるがままだ
敵｢仲間の助けが来るまでの時間稼ぎのつもりだろうが
来るわけねぇだろ｣
貴女｢…｣
敵｢逃げた奴らは此処をしらねぇ｣
そうだ
捕まったあと移動させられた
ここはもう一つの拠点
あそこへ戻ってももぬけの殻だ
だけど私は助けを待っているんじゃない
情報を渡す訳には行かないだけだ
敵｢だが時間があれば此処も突き止められる。
だからさっさと話せ｣
貴女｢……｣
敵｢別にいいんだぜ。
話せない捕虜なんて
殺すだけだからな｣
額に押し付けられた銃口はひんやり冷たい
結局私も両親と同じ死に方か…
敵｢言い残すことはあるか？ここまで口を割らなかった褒美だ。
マフィアに伝えてやる｣
貴女｢……………
…………五大幹部の中原中也に＿＿＿＿＿｣
ﾄﾞｫｵｵﾝ
敵｢なんだ？！｣
貴女｢っ…｣
突然の激しい揺れは
上から何か突っ込んできたものによっておこされる
敵｢何が起きた！｣
敵｢ぐはっ！｣
敵｢うぁっ｣
敵｢おい！どうしたんだ！｣
砂埃の中
敵の仲間が倒れていく音が続く
そして
ｺﾂ…ｺﾂ…ｺﾂ…
敵｢ま、まさかっマフィアが…！｣
砂埃の中から
赤い光が浮かび上がる
敵｢だ、誰だっ！｣
貴女｢何故っ…｣
中原｢死ぬ覚悟はできてるかァ…｣
敵｢な、中原中也…！｣
貴女｢中也さんっ｣
一歩一歩近づく中也さんは
見た事ない形相だった
敵｢くそっ！…それ以上近づくな！こいつがどうなってもいいのか？｣
貴女｢っ｣
追い詰められた敵は私の喉元にナイフを当てた
中原｢重力操作…｣
敵｢お、おい！聞いてるのか！見えてないのか！｣
重力を帯びた無数の弾丸は中也さんの前でゆらゆら動く
敵｢重力の超音速射撃…
撃ったらこいつにも当たるぞ！いいのか｣
中原｢重力操作…！｣
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (
レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！モチベ上がります頑張ります！！！ (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい！ (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高杉りた | 作成日時：2023年12月27日 18時
