第38話 ページ38
貴女side
黒男「着きました」
貴女「ありがとうございました
…作戦は首領の指示通りです。
向こうにもこちらにも戦闘系異能力者はいません
マフィアらしい銃撃戦です。
……あなた方の得意とする戦い。
私はまだ半人前なのでどうかお手本をよろしくお願いします」
黒男「……」
黒男「…助けはしないので」
貴女「そうですね。皆さん、自分の命を最優先でお願いします。では配置についてください」
少し困ったような反応で皆配置に着いた
後方での合図係が手を挙げ
皆一斉になだれ込む
敵「ポートマフィアだ!」
敵「追い返せ!!」
繰り広げられる戦況はマフィア優勢
このままいけばすぐ終わる
黒男「くそっ」
敵「じゃあな___ぐはっ」
貴女「大丈夫ですか」
黒男「あ、あぁ…」
私は戦場を飛び回り危なそうな所を援護した
あと少しだった
あと少しだったのに
敵「あれを押せ!」
貴女「…なんだ、」
敵がいう「あれ」とは聞き覚えがあった
中也さんを追い込んだ敵もあの生物を使う前にそういったからだ
貴女「なにかくる…
皆、警戒態勢を…!」
だが私の声は届かず
敵の一人が壁の一部を手で押した瞬間
床がすっぽりと抜けた
どこかで合図があったのか交戦中の敵は避難ができていた
黒男「何っ!」
何かを察知していた私だけがそれを逃れ
仲間は全員
地下へ落ちた
敵「あれを避けるとは…しかも女が」
貴女「………」
不味い…
黒男「くそっ!!」
黒男「どうなってんだこれっ」
突然のことに下ではパニックになっている者が多い
黒男「太宰さん!!」
敵「太宰?…もしかして貴様、太宰Aかっ」
貴女「………………だったらどうする」
敵「これはラッキーだ。」
ケラケラと笑い出す敵組織は嬉しそうに言った
敵「このまま一人で逃げて下の奴ら皆殺しか
貴様一人が残り下の奴らを逃がすか
選べ」
黒男「太宰さん!」
黒男「ダメです逃げてください!」
敵「どうする?考えるのに何分欲しい?」
貴女「いらない。」
銃を投げ手を上げる
貴女「全員逃がせ」
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時