検索窓
今日:32 hit、昨日:37 hit、合計:55,359 hit

第37話 ページ37

貴女side






貴女「……よし」




片付けが終わり一息つく




貴女「…………中也さん…」





家主がいないのは初めてで



一人になるのも始めてだった





彼がいないたった数刻でも


あなたの存在の大きさを知る





prrrrr





貴女「げ…」



首領からだ…




prrrrr




貴女「…」



prrrrr



貴女「…」



prrrrr



貴女「…………はい」



森「Aくん、何故毎回出るのが遅いのかね」



貴女「寝てました」



森「前もそう言っていたよ」



貴女「……それより要件はなんです」



森「あぁ、そうだった。


Aくん。任務だ」



貴女「えっ、中原さんはいませんが」




森「君はもう立派な中也くんの直属部下。


中也くんがいなくても動けるはずだよ」




貴女「……私は、」




森「心配せずとも今回の任務は簡易なものだよ。


小組織の壊滅。

他の中也くんの部下を引き連れなさい。

既に命令済みだ。」




貴女「でも__」




森「ボスの命令だよ。」




貴女「…………


………………………分かりました。」





そう言われては抗えない




だけど私は



中也さんに彼抜きで任務へ行くことを禁じられている…





どこへ行ったのかは分からないが



早朝に急ぎで呼ばれたのだ




きっと大きな仕事で帰ってくるのも遅いだろう…





貴女「…中也さんが帰ってくる前に帰ってくれば大丈夫か」





急いで支度をし家を出る





黒男「本当に中原さんの家から…」


黒男「ちっ…。ぽっと出が…」





家の前では中也さんの部下が待っていた





貴女「………」




黒男「お待ちしていましたよ太宰さん」


黒男「ボスの命令で仕方なく貴女に仕えます」




貴女「…はい」






裏切り者の妹で齢16


突然現れ五大幹部の寵愛を受けている


そしてその部下につけと言われれば



そりゃ気に入らないだろう…





貴女「すぐに片付けたいです。


協力をお願いします」

第38話→←第36話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
155人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。