第27話 ページ27
中原side
太宰の真相を確かめるべく
探偵社に足を運んだが
そこには本当に社員として笑ってる太宰がいた
だが俺は
手前の心境を甘く見ていた
見た事のない形相で
唇の端を噛み
綺麗にまっすぐ
その銃口は太宰へと向けられた
片腕での鮮やかな動作で
今まで人を撃てなかった手前が
バァンッ
中原「やめろA!」
その手で
兄を撃った
太宰「っ…………来たか、」
?「太宰?!大丈夫かっ!」
貴女「中也さんっ!離してくださいっ!」
中原「落ち着け!あれは撃っていい対象じゃねェ!」
貴女「だってあの人はっ私をポートマフィアに入れ、両親を見殺しに…!!!」
中原「な、何故それを、」
貴女「あなたの外套からメモを見つけたんです、」
俺としたことが…
中原「とりあえず落ち着いてくれAっ」
貴女「っ」
重力操作を行うも
貴女「…斜陽っ」
完璧に解かれてしまう
貴女「離してくだs____」
太宰「やあ、」
貴女「…兄、さ…」
動きの止まったAと懐かしい相棒の声
太宰「…元気そうでよかったよ」
中原「太宰…」
撃たれた肩を抑えながらもその笑顔は変わらねェ
貴女「…………」
太宰「…大きく、なったね」
貴女「…………」
眉をしかめ今にも飛びつきそうなA
腕を掴んでる俺には手前の鼓動がよくわかる
太宰「中也。…礼を言うよ」
中原「…俺より先に、こいつに言うべきことがあンじゃねェのか」
太宰「…そうだね。だけど君にも話さなければならないことがある。」
中原「…わかった」
太宰「……さて…」
貴女「何故、ポートマフィアを抜けたんですかっ」
俯きながらも歯を食いしばりながらの声は
俺の心を揺らすには十分過ぎた
太宰「…………私は…
死んだ友に…人を救う側になれと言われた」
貴女「それは両親を見殺しにしてまでしたかったことですか」
太宰「…そうだ。私はマフィアを裏切り身内を手にかけられることと
殺しを辞め人を救う側になることを天秤にかけ
後者を選んだ。」
貴女「っ…
では何故、私をマフィアに…。自分だけ善人になり、何故私はマフィアなのですか」
太宰「…それは………
君と中也を組ませるためだ」
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時