第22話 ページ22
貴女side
中原「………」
貴女「………」
本部に彼を連れて帰れば
汚濁を使い、生きていることにマフィアたちは驚いた
森「心配しなくても次期に目を覚ますよ」
貴女「……はい」
森「それより…ご苦労だったね。」
貴女「……私は…何も…」
森「双黒の復活も目前だ」
機嫌のいい首領はこの中也さんを見慣れているのだろう
森「部下が中也くんの物を回収してきた」
貴女「……はい」
渡された外套、手袋、帽子。
森「目が覚めた彼に従うといい」
貴女「…はい」
首領が静かに出ていき少し気が楽になった
貴女「……洗わないと…」
汚れた中也さんの外套
一度広げ汚れをはらう
貴女「…ん…」
くしゃりと音がした
貴女「ポケットになにか入ってるのか、?」
それを手に取り広げてみる
貴女「なっ…」
『横浜○○に私の妹がいる。
妹だけは殺さずマフィアとして君のそばに置いてくれ。
太宰』
貴女「兄さんっ」
見覚えのある直筆に同じ名前。
これだと兄さんに頼まれて中也さんは私を拾った…
『色々あンだよ』
あの色々って…これのことだったのか…
しかし何故、兄さんは私だけを……
中原「ん………」
貴女「中也さん!」
紙をポケットに戻し彼の顔を覗き込む
中原「………本部か」
貴女「はいっ…ちゃんと…指示通り…」
中原「…あァ。ありがとな…」
目覚めてすぐ体を起こした中也さんはイタズラに笑った
中原「腹が減ったが、飯作るには身体がまだ言う事聞かねぇ」
貴女「任せてください
料理も毎日特訓しましたから」
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時