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第13話 ページ13

中原side





貴女「あの…中也さん…」



中原「なんだ」



貴女「……どうして…首領の元へ、?」




不安そうなAが小さい声で言った




上司が返事をしねェと下は顔をあげられないこと


芥川の暴走癖を見破ったこと


向けられた刃に怯まず立ち向かうこと


そして……


あのぽんつくと同じ、異能無効化…




こいつは人の上に立つ器だ





貴女「…芥川に刃向かったからですか」


中原「芥川?あいつにはあれくらいきつく言った方がいいンだよ」



貴女「ではなぜ…」



中原「手前の立場を安定させに行く」




___


_

貴女side






森「まだそんなに経ってないけど

どうかしたのかね中也くん」



中原「ボス。双黒を復活させます」



森「……………どういうことだ」





双黒…?




中原「黒蜥蜴とAを会わせました。


そこへ芥川が現れ、Aと口論に」



森「そこまでは予想できるよ。

芥川くんは血眼になって太宰くんを探しているからね」



中原「芥川とAの口論の末…。

Aが異能力を発動しました」



森「………調べではAくんは非異能力者のはずだが」



中原「俺もそう聞いています

おそらく…裏社会と縁のなかった生活間では発動条件が揃わなかったと思われます」



森「それで…Aくんの異能力とは?」



中原「太宰と同じ…異能無効化です


…芥川の羅生門に手先で触れた瞬間、羅生門は消えました」



森「…それについて君からは?」



貴女「…よく、分かりません…。」



森「おそらく今回が初めての発動だろうね

今回を機に意図的に異能を扱えるようになったかもしれない」



中原「まだ不完全かと思われます


指導の元扱えるようにします」




森「太宰くんと同じ力か…。


君がその力を操れるようになったら


双黒の復活だ」




貴女「…双黒、」




森「おや、まだ知らせていないのかい」



中原「はい…。家に帰ったら説明します。


………俺自身の話も」




森「…そうかい。


先が楽しみだよ。期待しているよ、Aくん」



貴女「はい…」





最初に会った時の警戒心はとけ



純粋な期待を含んだ笑顔を向けられた





それでもこの人は私の復讐対象…



中也さんが言うように


まずは安定した立場と信頼を…

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時

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