検索窓
今日:33 hit、昨日:37 hit、合計:55,360 hit

第2話 ページ2

貴女side






____裕福な家で




父と母、そして優秀な兄と幸せな人生




のはずだった___







貴女「父さん!母さん!」




銃で頭を撃ち抜かれ即死の両親を前にただ泣き叫ぶ





黒い男「悪いな嬢ちゃん」


黒い男「恨むなら、太宰治を恨め」






向けられた銃口と兄の名で頭の中は混沌が渦巻いた




黒い男「じゃあな」


貴女「っ…」





ただ両親と同じようになるということだけは理解でき


目を瞑る




____


__






黒い男「くっ、…」



?「待ちやがれ」



黒い男「な、なぜあなたがここにっ!」





まだ血の匂いも新しい声もわかるということは



引き金は引かれていない…




たす、かった…?





?「色々あって帰ってきたンだよ」


黒い男「じゅ、重力操作を…解除してくださいっ」


?「おっと、忘れてたぜ」





男をおおっていた赤いモヤが消えると同時に


それまで苦しそうだった男は姿勢を整えた





黒い男「なぜ、中止を…」


?「だから色々あンだよ」


黒い男「色々……」



?「手前が太宰のぽんつくの妹かァ?」



貴女「え…」





顔を覗き込むその人は



黒いスーツに黒い帽子。




ウェーブがかった橙色の髪が色っぽい華奢な人で



声でかろうじて男とわかるが



女の人にも見えてしまう綺麗な顔立ち…





?「手前が太宰Aかって聞いてンだよ」



貴女「あ…」



?「決まりだな」



黒い男「娘をどうするおつもりで…」



?「俺が引き取る」



黒い男「え?!」



貴女「……………え」

第3話→←第1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
155人がお気に入り
設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リムル=テンペスト - とても面白いですね 僕もこんなふうに才能あったらなぁ (3月22日 20時) (レス) @page9 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 狐の鈴さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!モチベ上がります頑張ります!!! (12月29日 13時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
狐の鈴 - お話がとても面白いです!!これからも体調に気を付けて更新頑張って下さい! (12月29日 2時) (レス) id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:高杉りた | 作成日時:2023年12月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。