違った道の隻眼女7【坂田銀時】

第342話 ページ43

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万斉｢A。もうそろそろでござる｣





貴｢…あぁ｣








戦場に赴けば




思った以上にドンパチやっていた







貴｢私達の何がそんなに怖いんだか…｣




万斉｢奴らにとって自分達が理解し難い

拙者らの武士道が何より1番怖いのでござろう｣




貴｢ﾌﾝ…そんなたいそれたもんじゃねぇのにな｣




万斉｢まったくだ｣








鬼｢総督！前方に桂一派と思われる艦隊が！｣



鬼｢故障したのか、減速している模様です！｣







貴｢…そのまま突っ込め｣





鬼｢え｣





貴｢突っ込め｣





鬼｢りょ、了解です！！｣








万斉｢A。｣





貴｢…｣








万斉が握る漆黒の刀は




こんな私にずっと着いてきた1番の戦友









貴｢長いな。私たちの道は｣







万斉からその刀を受け取りゆっくり鞘を引き抜く








貴｢強く、しなやかで…美しい｣







私もこうあれたら全く別の人生を歩めていただろうか






いや






この道を選んだのはこの私か








ドォオオオオン







だったら最後まで走り抜くしかあるまい








貴｢困るねぇ…人のいない間に好き勝手されちゃあ



こちとら商売上がったりさ…｣






桂｢まさか…｣






貴｢地球を壊す破壊兵器？そんなもん出る幕はないさ…




この世界を壊すのは…私だ｣

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