違った道の隻眼女7【坂田銀時】

第325話 ページ26

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万斉｢…やはり…来たでござるか…｣






ｼﾞｬﾘ…







そこに立った白銀の男は真っ直ぐな目をしている







万斉｢…なんの用でござるか｣





銀時｢お前んとこの大将、まだ生きてるか？｣





万斉｢亡霊の勧誘か



……そして、主らも戻ってきたと｣






｢万斉様…｣







いつかの日、鬼兵隊をぬけた二人







銀時｢ま、そんなこんなで通させてもらうぜ｣





万斉｢まt＿＿＿｣






神威｢そうはいかないよ｣






万斉｢神威殿…｣






銀時｢よォ、頭の方は大丈夫か｣





神威｢何それ｣






銀時｢こんな頑丈な騎士もちやがって



あいつはどっかのお姫様ですかコノヤロー｣






神威｢俺の姫さ｣









神威殿の低い声が静けさをつくり




鋭い瞳がぎらりと光った








神威｢ちょうどいいじゃないか



雌をかけて争おうよ雄らしく｣





銀時｢上等じゃねーか｣





万斉｢待つでござる！｣





神威｢ナイトさんももちろん参加だよ｣





万斉｢聞け




勝手にやるのは結構でござる。だが



Aのことも考えろ。


療養中。眠っているでござる｣






銀時｢んなもん叩き起こせばいーだろ｣






神威｢俺のキスで目覚めるよ｣





万斉｢黙れうつけ共｣






話の通じないバカ2人を相手取るには荷が重い







銀時｢さてはお前が本物の騎士だな？



この前の謙虚さといい忠誠心といい





……それに比べてお前はいいところ発〇した兎だろ｣






神威｢ぶちのめすヨ｣






銀時｢無理もねぇさ


あの女の身体目の前にすりゃち〇この一つや二つ＿＿＿＿｣






神威｢その辺にしろよ


あんたが昔、どれだけAと触れ合ってたかなんて知らない

どれだけAがあんたを思ってたか知らない




でもAには今、俺が居る。｣







銀時｢…｣





万斉｢…｣







神威｢お呼びじゃないよ｣






銀時｢…偉くでかくなったじゃねえか。

こりゃ俺も余裕ないね




…けどな、神威。｣






神威｢…｣






銀時｢俺には約束がある


あの女は俺が＿＿＿＿＿｣







万斉｢黙って聞いていれば野蛮な男共にござる…


約束なら拙者も交わした。｣







銀時｢なんだとおあの子あちこちに色気まきやがったな｣






万斉｢主らに拙者とAの邪魔はできん

帰れ｣






銀時｢絶対俺のが先に約束したし｣





万斉｢いいや拙者でござる｣




神威｢俺だよ｣




銀時｢お前はしてないだろ｣

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