雨が止みませんね (ページ41)

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翌朝、音量を極限に小さくした目覚ましが鳴った瞬間に止める

そっと起きて、顔を洗って着替えてメイクして髪を整える

まだジョングクは寝てるから、なるべく音を立てないようにスーツケースに荷物を詰める

ガチャ

JK「…ん？………ふぁぁぁ……」

やばい…起こしてしまった

JK「あれ？…A？」

まだしっかり目が開いてないのにキョロキョロして私を探してる

頼む！寝ぼけたまま、そのまま寝てくれ！

心の中で念じながらスーツケースのそばでしゃがんで身を隠す

JK「…何してるの？」

ベッドの上に座った状態で私を見つけたらしい

「…あっ…おはよう…ごめん、起こしちゃった？まだ寝てていいよ？」

JK「どこ行くの？」

「えっ？」

JK「もう出かける準備してる」

もう寝ぼけてないんですね

「ちょっと行きたいとこあって…私はそのまま韓国に帰るから、ジョングクはごゆっくり…」

JK「僕も行く！」

「えっ？」

JK「どこ行くの？」

「…いや、ちょっと…人が多いから…一緒には」

JK「どこに行くの？」

「………夢の国へ」